
日本英文学会関東支部4月例会
日時: 2011年4月30日(土)
会場: 成蹊大学9号館2F
〒180-8633 東京都武蔵野市吉祥寺北町3-3-1
英語教育部門ワークショップ(12:30-14:30)
「学生の知的パフォーマンスを活性化する英語授業法」
①群読ワークショップ―声による表現と発見―(12:30- 13:30)
(講師)群馬大学大学教育センター准教授 草薙優加
②小説・映画・音楽を総合的に駆使する英語授業実践ワークショップ(13:30- 14:30)
(講師)立教大学兼任講師 関戸冬彦
大学のカリキュラムにおいて、「英語」という科目が果たし得る役割について考えてみる。英語が国際語としての覇権を得た観のある現状を考えると、まず第一に、外国語としての英語の運用能力を高め、ビジネスやアカデミズムの世界で使える英語を身につけさせるという役割があるだろう。これは、文科省や経済界のみならず、就職難の時代を生き抜かなければならない学生たち自身が望んでいることでもあろう。しかし、「英語」という科目を広く言語教育の一環として考えると、言語そのものに対する学習者の意識を高め、言語が果たし得る広範な可能性に目を啓かせる役割をも担ってしかるべきではないだろうか。言語が、その運用の仕方次第で、単なるコミュニケーションツールから自己の知的パフォーマンスを活性化させる起爆剤へと変容することを、可能な限り多くの大学生に体感、体得してもらう場として、「英語」科目が成し得ることは多いように思われる。
そこで、今回の英語教育部門企画では、学習者の知的パフォーマンスを活性化させるべく工夫された英語授業法を二つ、ワークショップの形で紹介する。英語という言語が、小説、映画、音楽、言葉遊び、童話、演劇といった様々な表現形態と出会ったときに、学習者のモチベーションをどのように刺激し、その知性の動きをどのように高め得るのか、参加者の方々に実地に体験していただきたい。また、小説、映画、音楽、言葉遊び、童話、演劇などを授業で使ってみたいが、どう使えばいいのかわからないという方には必見のワークショップとなるだろう。
【講師】
● 草薙優加(群馬大学大学教育センター准教授)
タイトル:群読ワークショップ―声による表現と発見―
このワークショップでは、群読(ことばや文章を二人以上で行う声の表現)の英語教育への応用を紹介します。早口ことばや伝承童謡を用いた群読ウォーム・アップから詩の群読脚本づくりまでを体験し、言語スキル(プロソディ、発音)の向上、作品理解、学習者の自己表現、創造力、コミュニケーション能力の向上、人前で声を出すことや協同学習に苦手意識を持つ学習者の指導、教室コミュニティの活性化等の教育効果が文学・言語教育の場でどのような<学び>をもたらすのか考えてみましょう。
● 関戸冬彦(立教大学兼任講師)
タイトル: 小説・映画・音楽を総合的に駆使する英語授業実践ワークショップ
学生が英語を習得し運用することを促進するためには学生自身の興味を喚起する必要がある。このワークショップではそうした観点から学生が英語に、英語を通した世界に、より興味を持ちやすいと思しき素材、小説・映画・音楽を駆使する「英語」の授業内容を、実践例を交え、その場で体験していただきながら紹介する。例えば小説『ライ麦畑でつかまえて』とジョン・レノン、映画『卒業』とサイモン&ガーファンクル、など。短い時間ながらご参加の方々への「明日の授業に架ける橋」となれば幸いである。
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