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◆日本英文学会関東支部メールマガジン 臨時号 2017年10月10日◆

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近日開催のイベント情報(1件)をお伝えします。

メールマガジン臨時号2017年10月10日

シンポジウム 世界文学の現在

日時:2017年10月21日(土)13:00~19:00

会場:慶應義塾大学三田キャンパス南校舎461教室
https://www.keio.ac.jp/ja/maps/mita.html

参加無料、事前予約不要

本シンポジウムは、イギリス文学、アメリカ文学、フランス文学、日本文学といった各国別の文学史を、地域横断的、時代横断的な「世界文学」の視点から生産的に読み直そうとする試みの一つです。基調講演には、世界的な日本文学研究者ダミアン・フラナガンさんをお迎えして、夏目漱石とシェイクスピアを世界文学の観点から論じていただきます。どうぞみなさまのご来場を楽しみにしております。(佐藤元状)

プログラム

イントロダクション 13:00
佐藤元状

第一部 世界文学としての日本文学 13:10~14:00
田尻芳樹(東京大学、イギリス文学)
春山行夫と日本のモダニズム

脇田裕正(慶應義塾大学、比較文学)
V.F.カルヴァートン、ユージン・ジョラス、春山行夫ーーモダニズムとプロレタリアの間で

第二部 世界文学としてのイギリス文学 14:15~15:15
武藤浩史(慶應義塾大学、イギリス文学)
ザ・ポストコロニアル・ドラブルーー『碾臼』と『昏い水が押し寄せてくる』における移民とイングリッシュネス

日吉信貴(東京大学大学院、イギリス文学)
『わたしを離さないで』における女同士の絆

佐藤元状(慶應義塾大学、イギリス文学)
グレアム・グリーン、ある映画的人生

第三部 世界文学という問い 15:30~17:30
ジェイムズ・レイサイド(慶應義塾大学、比較文学)
フィクションと戦争の描き方ーーバラード、アントニー・ポール、そしてプルースト

板倉厳一郎(関西大学、イギリス文学)
世界の終わりと現代小説ーー英米文学の向こうへ

吉田恭子(立命館大学、アメリカ文学)
Make Gatsby Great Againーーポスト・アメリカのギャツビーたち

大原宣久(学習院大学、フランス文学)
パラレルワールドと猫ーーフィリップ・フォレスト『シュレーディンガーの猫を追って』およびその周辺をめぐって

横山千晶(慶應義塾大学、イギリス文学)
ヤン・マーテルと「放浪」の文学

基調講演 18:00~19:00
ダミアン・フラナガン(日本文学)
世界の二大文豪、夏目漱石 xウィリアム・シェイクスピア

すべてのプログラムの終了後、懇親会を行います。懇親会に参加される方は、ご連絡ください。連絡先は佐藤元状(motsato@a7.keio.jp)です。

主催:学事振興資金「世界文学の時代におけるイギリス文学、日本文学の地政学的再検討の研究」

以上

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○会員情報に関する問い合わせについて
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 標記の件について、よくあるお問い合わせ
会費納入・住所変更などに関するご質問は「kantoアットマークelsj.org」まで。
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○本メールマガジンの配信について
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 配信停止やメールアドレス変更については→事務局「kantoアットマーク
elsj.org」まで。

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◆日本英文学会関東支部メールマガジン 92号 2017年9月29日◆

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╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃目次
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┃○ はじめに
┃○ 日本英文学会関東支部第15回大会(2017年度秋季大会)について(← 新着情報!)
┃○ 関東支部講師派遣事業について(← 新着情報!)
┃○「イベント情報」コーナーのお知らせ
┃○ その他のお知らせ(支部Newsletterより転載)
┃○ 会員情報に関する問い合わせについて
┃○ 本メールマガジンの配信について
┃○ 最後に
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○ はじめに
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天候不順の夏が終わり、新学期となりましたが、会員のみなさまにおかれましては、お健やかに
お過ごしでいらっしゃいますでしょうか。
今号の「目玉」は、10月28日(土)に開催されます第15回大会(秋季大会)のプログラム情報です。
今回も、海外から招聘したゲストの特別講演など、盛りだくさんの内容です。

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○ 日本英文学会関東支部第15回大会(2017年度秋季大会)について (← 新着情報!)
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第15回大会(2017年度秋季大会)は、10月28日(土)中央大学後楽園キャンパスにて
開催されます。研究発表3本、シンポジウム3つ、さらに海外から招聘したゲスト(D.A.ミラー氏)による
特別講演も予定されております。
また、研究発表の前には総会が開催され、今年度の関東支部の事業に関するご報告をおこないます。
多数のみなさまのご参加をお待ち申し上げております。

日本英文学会関東支部第15回大会(2017年度秋季大会)のご案内

日時: 2017 年 10 月 28 日(土)
会場: 中央大学後楽園キャンパス
(〒112-8551 東京都文京区春日1-13-27)

開場・受付(12:35より6号館4階廊下、13:55より5号館3階ロビー)

総会(12:50〜13:10)【6号館3階6325教室】

研究発表(すべて13:20〜14:00)【6号館4階】

第1会場【6413教室】
アガペーのゆらぎ
――ロレンス・スターン『ブラーミンの日記の続き』(1767)とhobby horse
(発表)久保田 裕紀(慶應義塾大学後期博士課程)
(司会)吉田 直希(成城大学教授)

第2会場【6417教室】
初期近代演劇における寡婦表象と喪服の意味の多層性
(発表)木村 明日香(東京大学助教)
(司会)米谷 郁子(清泉女子大学准教授)

第3会場【6421教室】
“Billy Budd, Sailor”における吃音
――晩年のMelvilleが遺した筆の震え
(発表)板垣 真任(成蹊大学博士後期課程)
(司会)佐久間 みかよ(和洋女子大学教授)

シンポジウム(すべて14:10〜16:10)【5号館3階】

メインシンポジウム【5334教室】
英米文学と日本語
(司会・講師)後藤 和彦(東京大学教授)
(講師)中村 和恵(明治大学教授)
(講師)森 慎一郎(京都大学准教授)
(講師)加藤 光也(駒澤大学教授)

イギリス文学部門シンポジウム【5333教室】
イギリス・アメリカ文学史補遺2――18世紀の詩
(司会・講師)冨樫 剛(フェリス女学院大学教授)
(講師)海老澤 豊(駿河台大学教授)
(講師)小泉 由美子(慶應義塾大学後期博士課程)
(講師)西山 徹(名城大学教授)

言語・教育部門シンポジウム【5335教室】
Curriculum Amendment
in a University-Level English Language Program:
Theory and Practice
(司会)山本 有香(立教大学准教授)
(講師)齋藤 雪絵(立教大学講師)
(講師)Corazon Talam Kato(中部学院大学講師)
(講師)横本 勝也(上智大学講師)

特別講演(16:20〜17:50)【5336教室】
Lost in the Detail: Edgar Allan Poe’s “Murders in the Rue Morgue”
(講師)D.A. Miller(John F. Hotchkis Professor Emeritus and Professor
of the Graduate School, University of California, Berkeley)
(司会)田尻 芳樹(東京大学教授)

懇親会(18:00〜20:00)
会場:5号館地下食堂
会費:一般4000円 学生2000円
事前申込は不要です。奮ってご参加ください。

次に、各発表・シンポジウム・講演の梗概も掲載いたします。

【研究発表】13:20-14:00

第1会場(6号館4階6413教室)
アガペーのゆらぎ――ロレンス・スターン『ブラーミンの日記の続き』(1767)とhobby horse
(発表者) 慶應義塾大学後期博士課程 久保田 裕紀
(司会) 成城大学教授 吉田 直希
Laurence Sterneによる自伝的小品Continuation of the Bramine’s Journal (1767)は、愛人との交換日記を意図して書かれている。本作品では、現在はやむを得ず別離しているElizaとの精神的な愛、来るべき至福の生活が聖書の語彙を用いて描かれる。特定分野の語彙によって恋愛を描くSterneの書きぶりはThe Life and Opinions of Tristram Shandy (1759-67)にもみられ、恋愛の基調をなす特殊な語彙は各個人のhobby horse(熱狂的な関心)に由来するとされる。とはいえ後者で描かれるのは、高度な特殊性がもたらすその人物の意思疎通の失敗である。恋愛のための特殊な表現の元となっているhobby horseに着目するとき、前者における恋愛の記述にはどのような特徴があるだろうか。本発表では、聖書的語彙に彩られたElizaとの愛にただよう不穏さを、hobby horseという心理的概念との関係において考察したい。


第2会場(6号館4階6417教室)
初期近代演劇における寡婦表象と喪服の意味の多層性
(発表者) 東京大学助教 木村 明日香
(司会) 清泉女子大学准教授 米谷 郁子
初期近代に執筆・上演された戯曲における寡婦の表象を、当時の劇場の物質的条件のうち、衣装(特に喪服)に注目して考察する。近年シェイクスピア作品をはじめとする初期近代の戯曲が当時の劇場でどのように上演されたかを三次元的に想像する試みが盛んであり、こうした論考の中には女性表象に注目したものも多いが、本発表ではこうした動向を踏まえ、寡婦という両義性に満ちた存在が、どのように舞台で表象されたかを論じる。具体的にはまず初期近代イギリスにおいて寡婦が生と死、女性性と男性性、貞節とセクシュアリティといった複数の意味合いにおいて両義性をはらんだ存在であったことを指摘し、こうした両義性あるいは曖昧性が舞台でどう表象されたかを、当時の戯曲で寡婦が頻繁に結びつけられるオブジェクトのひとつである喪服の社会的・文化的・象徴的意味の多層性と絡めて論じる。


第3会場(6号館4階6421教室)
“Billy Budd, Sailor”における吃音――晩年のMelvilleが遺した筆の震え
(発表者) 成蹊大学博士後期課程 板垣 真任
(司会) 和洋女子大学教授 佐久間 みかよ
Herman Melvilleの遺稿“Billy Budd, Sailor” (1924)の決定版を編集したHarrison HayfordとMerton M. Sealts, Jrは、ビリーのorganic hesitancyをWhite-Jacketなどにも見られる「メルヴィルらしい」表現と呼んでいる。一方で編者は晩年のMelvilleが約20年ぶりの散文執筆の過程で、幾度も稿を改めた軌跡を明らかにしている。Melvilleにとって、身体の障害を負う者は自分に馴染みのある題材だったが、最期には扱うのに難しいテーマと化していたのである。
“BB”におけるビリーの身体的な瑕疵とは、吃音に他ならない。実際にMelvilleが吃音を書いている箇所を見てみると、“D-D-damme”のように吃音が視覚化されて表現されている箇所は存在する。ところがそのような表現が書かれているのは第14章のみである。Melvilleはその他の箇所でいかに吃音を描き損ねたのだろうか。Melvilleの筆の揺らぎは彼自身の吃音だったと言い換えてみたい。たとえば、第19章はビリーが失語の末に殺人に至る物語のクライマックスと呼べるが、そこに書かれていることは本当にビリー自身の吃音なのだろうか?


【メインシンポジウム】14:10-16:10(5号館3階5334教室)
英米文学と日本語
(司会・講師) 東京大学教授 後藤 和彦
(講師) 明治大学教授 中村 和恵
(講師) 京都大学准教授 森 慎一郎
(講師) 駒澤大学教授 加藤 光也

近代とは人類普遍の時間の成立のことであり、結果、日本を含む後発近代国家に与えられた宿命は、自分たちのものであったためしのない「普遍語」を通じてしかその時間に参入できないことだ、と水村美苗さんの『日本語が亡びるとき』は言っていて、さらにその普遍語が複数存在する時代も終わり、「普遍語すなわち英語」時代の到来はもはや火を見るより明らかだと言葉を継いでいます。あの本の登場から約10年、我々の足元は実際に英語の炎に嘗めあげられつつあるのかもしれません。ところで我々はたまたま英語(文学)を生業とする日本人たちですが、「英語の時代」に我が世の春を謳歌するどころか、どんどん肩身が狭くなっているようにも感じられるのは、考えればおかしな話ではありませんか。とりあえず問題は、我々にはどうしようもなく(、、、、、、、、)日本語があり日本文学があるから―登壇者のおひとりの著書のタイトルを借りて申せば、我々は「日本語に生まれて」しまったから―ここに由来するとしか思えません。この「どうしようもなさ」についてもう一度考えてみたいと思います。

英語を飼い馴らす――世界文学としての英語圏文学を日本で講じる意義
中村 和恵
日本で英語を教えること、さらに英語による文学を教えることには、植民地や準植民地的言語文化を背景とする国・地域で同じことをするのとは、別種の困難がある。英語を真剣に学ぶ必然性がない、生活の実感とはかけ離れたものだという学生が多い。移民や紛争や人種など英語圏で熱心に論じられている主題にも同様の違和感がしばしば表明される。その一方で、英語という道具が手に入れば日本人は世界中の人々と対等かつ有利にわたりあっていけるはずといういわば英語万能神話、そしてその底流にある明治以来の舶来もの賛美・西洋憧憬・社会進化論的文化文明観の名残り、「新しい」「使える」英語教育を求める声も絶えず、「使えない」英語教育の代表が旧来の文学書の講読であるという人もすくなくない。英文学という名のもとに、いま実際なにを誰にどう教えるべきなのか。英語圏各地の実態に言及しながら、「使える」英語とはなにか、生きた言語とはなにかを問い、パワフルに標準英語を飼い馴らすグローカルな物語を、日本語を介して講じる意義を提唱したい。

村上春樹訳『グレート・ギャツビー』を読む
森 慎一郎
村上春樹訳『グレート・ギャツビー』が出版されて十年余りが経つ。発表と同時に大きな話題になり、その後もさまざまに語られ評価されてきたこの翻訳書を、あらためて丁寧に読み検討してみたい。何をいまさら、と言われると答えに窮するほかないが、少なくともこの訳業が「英米文学」と「日本語(文学)」の一つの興味深い交差点をなしているという(まずは自明な)事実をアリバイに、The Great Gatsbyの愛読者として、また、ぽつぽつ翻訳も手掛けるようになった者として、かねがね心惹かれていたこの作業を行ってみたいと思う。文体、リズム、比喩やイメージの処理、その他細部の工夫などを通じて、原作に深い愛着を寄せる小説家の日本語はどのようなThe Great Gatsby像を結んでみせているか。原作のどこに光を当て、どこを影に沈ませている(ように思える)か。こうした問いをなるべく丁寧に考えてみることで、本シンポジウムのテーマにささやかな光を投げかけられたらと思う。

「外人になってしまう」――戦後文学と「英語」の問題
後藤 和彦
少なくとも戦後以降、日本語の問題とはすなわち英語の問題だったと思う。なぜなら敗戦に続く文化価値の全面的再配置は、日本語に下支えされ、またそのうえに日本語を彫琢練磨してきた日本型美学の根を、アメリカ的な、あるいは英語的な土壌に移植するようなものだったからだ。戦後まもない志賀直哉翁の「日本語は今後フランス語にするがよろし」の提案が牧歌的にさえ聞こえるのは、志賀が「フランス語」と言い、「英語」とは言わなかったからだろう。だから小島信夫の『アメリカン・スクール』(1954年)で「日本人が外人みたいに英語を話すなんて、バカな。外人みたいに話せば外人になってしまう」と思う主人公伊佐を我々が嗤えるとすれば、「本当」のあられもなさを我々は嗤うのだ。日本の戦後文学がたどったのは、どれほど英語・アメリカ的なものへの馴致の旅だったのか。果たして裸足で駆け出していった日本のハック・フィン伊佐は今どこにいるのか。

丸谷才一の例から
加藤 光也
自分にとっての英米文学、自分にとっての日本語ということを考えるとき、一番身近なのは、授業で扱う英文テキストや、翻訳をおこなったり論考を書いたりするときの日本語ということになるが、いずれの場合にも、実際にはそのつど間に合わせで対応しているだけで、特に何か方針や原則めいたものがあるわけではない。話し言葉と書き言葉の違いなど、英語教育の場での問題についてはいくつか考えることもあるけれども、話が散漫になりそうである。
そこで、今回は具体的な例として、小説家、批評家であり、ジョイスの研究家でもあった丸谷才一の場合を取り上げてみたい。とくに翻訳の例と、評論集『6月16日の花火』を読むと、第二次大戦後の日本におけるジョイス受容の一つのあり方をたどることができるように思われるので、それを手がかりに、英米文学と翻訳と日本語(日本文学)の関わりについて考えてみたい。ほかの講演者の方の話とうまくかみ合えば、幸いである。


【イギリス文学部門シンポジウム】14:10-16:10(5号館3階5333教室)
イギリス・アメリカ文学史補遺2――18世紀の詩
(司会・講師) フェリス女学院大学教授 冨樫 剛
(講師) 駿河台大学教授 海老澤 豊
(講師) 慶應義塾大学後期博士課程 小泉 由美子
(講師) 名城大学教授 西山 徹

Roger Lonsdaleによるオックスフォード版アンソロジー、David Fairerらによるブラックウェル版アンソロジーの高評価と人気から窺われるように、18世紀イギリス詩の形式的・内容的豊かさが認められるようになって久しいはずであるが、日本において、また18世紀以外を専門とするイギリス詩研究者間において、十分な理解が広がってきたとは言いがたい。この空白を埋めるべく、本シンポジウムではPope, Grayら従来より扱われることの比較的多かった詩人に加え、他の詩人たちの詩、また同時代のアメリカ詩をもとりあげ、18世紀イギリス・アメリカ詩の知られざる諸相を紹介したい。ギリシャ・ローマ古典やイタリア・フランスのルネサンス詩を受容しつつ宗教的・政治的動乱のなか独自の詩のありかたを探り展開した16-17世紀から、いわゆるロマン主義の隆盛を見た19世紀まで、どのような連続性あるいは断絶・新展開が見られるのか、関心と理解を深めるきっかけを提供できれば幸いである。

古典主義とは何か ――反ピューリタン言説から感受性の議論へ――
冨樫 剛
古典主義(classicism)――ロマン主義との対立においてしばしば目にする言葉であるが、その文学史上の意義は正しく理解されているように思われない。OEDには "Conforming in style or composition to the rules or models of Greek and Latin antiquity" とあるが("classical" 6)、その初出例はByronがGoetheに宛てた手紙(1820)である。(新)古典主義の時代とみなされる18世紀の詩人たちは、実際どのようなかたちでギリシャ・ローマ古典を用いたのか。古典が多数翻訳・翻案された16-17世紀の詩人たちはどうか。本稿では、「心の安らぎ」(ataraxia)、「幸せな人」(beatus ille)、「今日の花を摘もう」(carpe diem)、「賢い人」(sapiens)など主要主題を中心に16-18世紀イギリスにおける古典の受容・援用・変奏のありかたを概観し、反ピューリタン言説から感受性の議論へという文学的・政治的・社会的土壌の変化を明らかにしたい。18世紀からとりあげるのはPope, Gray, Smith, Grevilleらの予定である。

18世紀英国における牧歌の変遷――ティテュルスからメリボエウス
海老澤 豊
テオクリトスが創始し、ウェルギリウスが練磨した牧歌は、イタリアやフランスの詩人を経て、英国でもさまざまな花を咲かせた。田園で歌合戦や恋に明け暮れる羊飼いの歌う伝統的な牧歌は、ポープの古典風牧歌とフィリップスの英国風牧歌をめぐる牧歌論争を経て、ロンドンで上流婦人や詐欺師が歌う「都会風牧歌」、海浜や河畔で漁師や釣り人が歌う「漁夫牧歌」、アフリカや中東で奴隷や旅人が歌う「異国風牧歌」などに発展していく。ウェルギリウスの第1牧歌は、「神」の恩恵を受けて自由身分と安らかな暮らしを手に入れたティテュルスと、土地収用によって先祖伝来の田畑を奪われて異国へ流れていくメリボエウスの対話で構成される。18世紀初頭の詩人たちは「心地よい場所」で恋歌を口ずさむ幸福なティテュルスに心を寄せていたが、18世紀中葉から後半に活躍した詩人たちは、「不幸の予兆」を感じ取りながら過酷な運命に翻弄されるメリボエウスに共感するようになる。本発表では18世紀英国における牧歌の変質をたどるとともに、反牧歌の動きについても触れたい。

アメリカの叙事詩をめぐって――コネティカット・ウィッツを中心に
小泉 由美子
仮にアメリカの叙事詩の起点を求めるならば、Connecticut WitsのTimothy Dwightの The Conquest of Canaan (1785) やJoel BarlowのThe Columbiad (1807) のうちに見出すのが順当だろう。Connecticut Witsとはイエール大学を磁場とした文学者集団であり、狭義には上記二人の他、John Trumbull, David Humphreys, Lemuel Hopkinsの五人から成り、MiltonのParadise Lost, Dryden訳のAeneid, Pope訳のIliadを共に熟読し、Lord KamesのElements of Criticismを共に学んでいた。冒頭二作の叙事詩が双方とも1770年代のイエール大学で着想されたことをふまえれば、この時期のこの場所には「アメリカの叙事詩」創出のための土壌が既に準備されていた可能性が浮かび上がる。本発表は、彼らに光をあてながら18世紀後半におけるアメリカの叙事詩の胚胎期 (1752-)、到達期 (1785-1788)、再考期 (1788-) を概観する。各時期の鍵作品として取り上げるのは、George Berkeley (1685-1753), “Verses on the Prospect of Planting Art and Learning in America” (1726/52), Dwight, The Conquest of Canaan (1785/88), Humphreys, A Poem on the Death of General Washington (1800/04) である。

贋金づくり――オーガスタンとロマン派を繋ぐ線
西山 徹
18世紀のオーガスタン時代の詩人たちと19世紀のロマン派時代の詩人たちは共通して紙幣や国債といった金融上の問題を取り上げている。17世紀末に始まった財政・金融革命の産物であるこれらの制度に対する疑念は18世紀を通じて見られたが、18世紀初頭と19世紀初頭という100年を隔てたそれぞれの時代の金融危機(南海泡沫事件とイングランド銀行兌換停止)を契機として社会問題となって前景化し、詩人たちに貨幣に関する詩句を書かせたのである。また詩人たちはしばしば造幣を詩作と重ね合せ、詩や詩人を貨幣として扱って、貨幣の真正さの問題を本物/偽物の詩という議論へと自意識的に転換した。本発表においては18世紀のスウィフト、ポープらと19世紀のシェリー、ピーコックらの時事的な詩作品を取り上げて、そこで金融に関する興味・主題がどのように展開されているかを探り、オーガスタン時代の伝統がロマン派時代にどう受け継がれたのかを考えたい。


【言語・教育部門シンポジウム】14:10-16:10(5号館3階5335教室)
Curriculum Amendment in a University-Level
English Language Program: Theory and Practice
(司会・指定討論者) Yuka Yamamoto, Associate Professor, Rikkyo University
(講師) Yukie Saito, Lecturer, Rikkyo University
(講師) Corazon Talam Kato, Lecturer, Chubu Gakuin University
(講師) Katsuya Yokomoto, Lecturer, Sophia University

English education has been reformed at various levels of educational settings in order to meet the demands of globalization in education, politics, and economy. One of the biggest changes will be the introduction of English as an official school subject for 5th and 6th graders in public elementary schools from 2020. English language education at universities is not an exception to significant changes. In fact, many universities have made substantial modifications to their language education curricula in recent times. However, curriculum amendment cannot be made without careful considerations, and the language teachers, as well as school administrators, encounter a number of issues at the designing, piloting, and implementing phases of curriculum amendment. Expecting possible issues at various phases of curriculum change facilitates the transformation of the curriculum. For this purpose, the theoretical and practical issues in relation to curriculum development and implementation will be explored using the case of a university that underwent major curriculum amendment in 2016.

Preliminary assessments and piloting for curriculum development
Yukie Saito
Curriculum design involves several different preliminary assessments. First, needs assessment including learners’ levels and demands in the society and the school must be taken into consideration. Then, the evaluation of existing curriculum is crucial when determining what should be revised to improve the quality of education. In addition, assessment of newly developed or amended curriculum through piloting is an important part of curriculum development as issues always arise at the practical level even after thorough designing. Small-scale piloting can offer several practical suggestions which should be considered before the actual implementation of the new program. In this talk, the process of preliminary assessments will be discussed.

An additional component to existing curriculum
Corazon Talam Kato
Curriculum development usually involves revising the existing curriculum by replacing a course with a new course, adding a new course, and eliminating an existing course in the curriculum. Adding a new component to the existing curriculum requires careful considerations theoretically and practically. The theoretical background, as well as practical issues related to adding a new component to the existing curriculum, including assessing learners’ needs, arranging time allocations, ensuring teacher availability, and conducting faculty development, will be discussed using a case of mandatory English education curriculum that recently added a reading component. Practical considerations will be given to facilitate the future curriculum amendment of similar language education programs.

Material selection and development for revised curriculum
Katsuya Yokomoto
As curriculum is amended, teaching materials must be developed or at least selected from published textbooks. Thorough analyses of the curriculum goals and objectives, as well as the textbooks themselves, are needed for this process. Among several means of choosing the materials, textbooks must be reviewed from several different perspectives depending on the curriculum needs. Also, development of in-house materials will be discussed, as none of the published materials available in the market meet all the pedagogical goals of any one curriculum without in-house supplementation. A case of material development at a university will be introduced, and several practical suggestions will be given to tailoring the materials to meet the needs of the students and the curriculum.


【特別講演】16:20-17:50(5号館3階5336教室)
Lost in the Detail: Edgar Allan Poe’s “Murders in the Rue Morgue”
(講師) D.A. Miller
John F. Hotchkis Professor Emeritus and
Professor of the Graduate School
University of California, Berkeley
(司会) 東京大学教授 田尻 芳樹
Naomi Schor: “There is always the danger that to write on the detail is to become lost in it.” And yet every one who acknowledges this truth will be drawn to a further observation: that though we all do get lost in the detail—and get lost all the time—you’d never know it from
our reading practices. In these, at least by the time they appear in print, the alleged danger of absorption in the detail has always been successfully overcome in the name of Meaning, History, the Real. In my surrender to a single, but insistent detail in Poe’s “Murders in the Rue Morgue,” a detail I can neither ignore nor render into a serviceable interpretative takeaway, I try to convey an experience of what getting seriously lost in the detail might involve.


第15回大会のご案内は、以上になります。
どうぞお楽しみに。

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○ 関東支部講師派遣事業について
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日本英文学会では、中学校、高等学校を対象に、日本英文学会関東支部の会員を英米文学/英米文化に関する講演や授業に講師として派遣し、ひろく英米文学・文化への理解を深める機会を提供しています。
本年度は、2017年8月25日(金)に斎藤兆史会員が、下記の講演会を実施しましたので、ここにご報告致します。

岡山県立岡山朝日高等学校 進路教養講座講演会(日本英文学会関東支部共催)
日時:2017年8月25日(金)
会場:岡山市立市民文化ホール
講師:東京大学大学院教育学研究科 斎藤兆史教授
演題:「学問の魅力──英語文体論入門」

講演や授業をご希望の中学校、高等学校、教育委員会関係者の方々は、ぜひkanto[アットマーク]elsj.orgまでご連絡ください。学会として協力が可能であると判断した場合には、学会で講師の斡旋、依頼を行い、さらに、講師派遣に関わる講演料を基金から支出します。

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○「イベント情報」コーナーのお知らせ
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「イベント情報」コーナーでは、皆様の情報をお待ちしています。
 関東支部メールマガジンに、英米文学・英語学・英語教育に関する研究に資すると思われる
イベント等の情報を掲載するご希望をお持ちの方は、
(1)申請者が関東支部会員であること。
(2)原稿はテキスト形式(リッチテキスト形式も可)の文書で写真や絵や図表等を含まないこと。
(3)編集上当方で若干の修正を施すことをお認めいただくこと。
(4)メールマガジンにふさわしくない内容であると判断した場合はお断りすることがあることを
ご了解いただくこと。
 以上のことをご理解いただいた上で、是非情報をお寄せください。
 「イベント情報」コーナー連絡先は、「kantoアットマークelsj.org」です。

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○ その他のお知らせ(支部Newsletterより転載)
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1. 2017年5月に、関東支部の編集した論集『教室の英文学』(研究社)が刊行されました。関東支部会員を中心とする研究者たちが、文学作品を用いた実践的な英語教育について論じているので、ぜひご一読ください。目下、文学や言語学をどのように大学の教室で扱うべきかが、研究者にとっても大きな課題となっていますが、関東支部ではこの問題を検討する論集をシリーズ化して刊行します。なお、この企画(関東支部出版事業)は一般会員にも開かれる予定です。詳細は追ってお知らせします。

2. 関東支部理事選挙に関し、投票率を改善する方法を理事会で検討しております。理事選挙は、支部会員の皆様の声を学会運営に生かすための貴重な機会なので、投票へのご協力をお願い致します。次の選挙は、2018年度におこなわれます。

3. 『関東英文学研究』への論文投稿数が減少しています。4年前までは20本以上あった投稿数が、今年は5本になってしまいました。関東支部は、意欲ある研究者を応援いたします。優秀な論文には、新人奨励賞・優秀論文賞を授与しています。若手の方でも、積極的にご投稿ください。英文学、米文学、英語学、英語教育学など、あらゆる分野に対応しています。次号の締切は、2018年5月15日の予定です。ご執筆時には、標準的なスタイルマニュアルの最新版に従ってください。たとえばMLA Handbookの場合は、第8版を用いることになります。詳しくは、支部HPの「編集委員会」のページをご参照ください。

4. 2018年度には、日本英文学会の全国大会が関東地区(東京女子大学)で開催されるため、関東支部の夏季大会はありません。研究発表を希望されている方は、ご注意ください。秋季大会は、例年どおり10〜11月に開催予定です。研究発表の応募締め切りは、2018年6月末の予定です。

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○ 会員情報に関する問い合わせについて
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標記の件について、よくあるお問い合わせ会費納入・
住所変更などに関するご質問は「kantoアットマークelsj.org」まで。

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○ 本メールマガジンの配信について
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 配信停止やメールアドレス変更については→事務局「kantoアットマークelsj.org」まで。

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○ 最後に
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季節の変わり目で、すっかり日が短くなりましたが、会員の皆さまにおかれましてはお風邪など召されませぬよう、ご自愛ください。さて、前回のメルマガで予告した「10月大会での海外の著名研究者による講演」ですが、UC BerkeleyのD.A.ミラー氏による講演でした。ミラー氏といえば、私にはヴィクトリア朝小説を扱った“The Novel and the Police”を大学院生のころ耽読した思い出がございますが(本書の邦訳『小説と警察』(国文社)は、関東支部の前身といえる「東京若手の会」で活躍された村山敏勝氏によるものです)、若手の研究者のなかには、ヒッチコック論など映画研究の業績により親しんでいる方もいるかもしれません。今回のご講演ではPoeの“Murders in the Rue Morgue”を取り上げるとのことですが、文学研究一般に応用できそうな内容で、拝聴するのが楽しみです。

「その他のお知らせ」欄にも記しましたが、来年度は関東支部の夏季大会がありません。支部大会での研究発表を希望されている方は、ご注意ください。秋季大会は、例年どおり10〜11月に開催予定です。研究発表の応募締め切りは、2018年6月末の予定です。

これも「その他のお知らせ」欄にありますが、『関東英文学研究』への論文投稿数の減少は、大げさな言い方かもしれませんが、支部の存在意義にも関わる重要な問題です。編集委員一同、若手を含めた研究者のみなさまに発表の場を提供するべく、毎回丁寧に査読をしております。惜しくも掲載されなかった場合も、問題と思われる点を記したコメントをお送りしています。ぜひ積極的にご投稿ください。

今年の5月には、関東支部の編集した『教室の英文学』が刊行されましたが、関東から英米文学・英語学研究をさらに盛り上げられるよう、事務局としては微力を尽くすつもりです。これからもよろしくお願い申し上げます。

(文責 関東支部事務局長 武田将明)

ご意見やご感想はこちらまでお願いします。→「kantoアットマークelsj.org」
 ※実際に送信される際は「アットマーク」を記号に変えてください。

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◆日本英文学会関東支部メールマガジン 臨時号 2017年7月10日◆

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近日開催のイベント情報(1件)をお伝えします。

メールマガジン臨時号2017年7月10日

マーク・マクガール教授講演会
Being and Time-Management: Modernist Fiction and Consumer Consciousness
存在と時間管理—モダニズム小説と消費者意識

Mark McGurl
(Professor of English, Stanford University)
マーク・マクガール教授(スタンフォード大学)
コメンテータ
巽孝之教授(慶應義塾大学)
司会
佐藤元状(慶應義塾大学)

2017. 7. 22 (Saturday) 15:30 ~17:30
Keio University, Mita Campus
Building 6, 5F Room 453
慶應義塾大学三田キャンパス南校舎5階453教室

Free/ No reservation required 入場無料・事前申し込み不要
Language: English 使用言語:英語(通訳なし)

マクガール教授は、20世紀アメリカ文学を専門とする文芸評論家です。戦後のアメリカ文学をアメリカの大学の創作科との関係から論じたThe Postwar Era: Postwar Fiction and the Rise of Creative Writing (Harvard UP, 2009)によってトルーマン・カポーティ文学批評賞を受賞しています。今回の講演では、モダニズム文学を消費文化との関係から読み直す新たなプロジェクトの一部を披露していただきます。

主催・問い合わせ先:科学研究費補助金基盤(B)「現代英語圏文学におけるモダニズムの遺産継承に関する包括的研究」(研究代表者:田尻芳樹)16H03393

以上

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日本英文学会関東支部事務局

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◆日本英文学会関東支部メールマガジン 臨時号 2017年7月1日◆

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メールマガジン臨時号2017年7月1日

2017年度秋季大会に関する、重要なお知らせです。
すでにお知らせのとおり、秋季大会は10月28日(土)に中央大学後楽園キャンパスにて開催されます。
この大会での研究発表の応募締切は6月30日でしたが、応募が少なかったため、

7月7日(金)

まで、応募期間を延長しました。
応募規定を下に転載するので、この機会にぜひご応募ください。
また、知人や指導学生に研究発表の機会を求めている方がいれば、応募を勧めていただけると幸甚です。
ただし、まだ日本英文学会(関東支部)の会員でない場合には、応募と並行して入会手続きをお願い致します。
新規入会については、日本英文学会HPの下記のページをご参照ください。

http://www.elsj.org/membership.html

よろしくお願い申し上げます。

なお、秋季大会では、18世紀イギリス・アメリカ詩の知られざる諸相を紹介するシンポジウム、“Curriculum Amendment in a University-Level English Language Program: Theory and Practice”と題された英語教育に関するシンポジウム、英米文学と〈日本語〉の発見をテーマにしたシンポジウムに加え、カリフォルニア大学バークリー校名誉教授のD. A. Miller先生による特別講演も予定されております。
詳細は後日メールマガジンでお知らせします。
どうぞお楽しみに!

(以下、応募規定になります。)
2017年度関東支部大会研究発表応募規定
1.発表者は会員に限ります(応募時に会員でない場合には、至急入会手続きをお願いいたします)。
2.発表の内容は大会当日において、口頭・活字とも未発表のものに限ります。
3.応募の際には、(A) 発表要旨 (B) 発表要旨の梗概 (C) カバーレターをkantogate[アットマーク]elsj.org宛てに提出してください。
(A) 発表要旨
日本語で発表する場合、4,000字程度(英語で発表する場合には、1,500 words程度)で、Microsoft Office Wordファイル(.docx)、リッチテキスト(.rtf)あるいは単純なテキスト(.txt ただし斜字体などの文字修飾を一切含まない場合のみ)の形式で提出して下さい。
(B) 発表要旨の梗概
400字程度(日本語全角)。冒頭に題名を付してください(これは文字数に含みません)。また、応募者の名前・謝辞等は一切書かないでください。なお、採択された場合には、「発表要旨の梗概」は、応募時にご提出いただいた通りの形で、『プログラム』に掲載されます。予めご了承ください。(C) カバーレター
氏名[ふり仮名つき]、現在の所属と身分、連絡用の住所、電話番号、ファックス番号、電子メールアドレスを明記したもの
★査読・銓衡および研究発表の時間の割り振りは大会準備委員会が行い、査読・銓衡結果は応募締切り後応募者宛てにメールで通知します。
研究発表の時間はおおよそ30分、コメント、質疑応答で10分から20分を予定しております。

以上

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◆日本英文学会関東支部メールマガジン 臨時号 2017年6月2日◆

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近日開催のイベント情報(1件)をお伝えします。

メールマガジン臨時号2017年6月2日

Markman Ellis教授講演会のご案内

第14回支部大会の特別講演講師Markman Ellis先生(Professor of Eighteenth-Century Studies, Queen Mary, University of London/学習院大学客員研究員)をお招きした講演会が、学習院大学で開催されます。

異国情緒に溢れたコーヒーと紅茶が、いかに18世紀の英国趣味と公共圏の形成に関与したのか、という大変興味深い内容となっております。お誘い合わせの上、ぜひご参加ください。

日時 2017年6月20日(火) 18:00-19:15
会場 学習院大学 国際会議場(中央教育研究棟 12階)

講演題目 “Cultures of the Coffeehouse and Tea-Table in Britain 1650-1750”

講演内容: This lecture will explore the British discovery of coffee and tea-drinking in the late seventeenth and early eighteenth century. Both commodities were exotic and strange to British taste: coffee from the Ottoman empire, and tea from China (though very small parcels from Japan were also known). Within a relatively short period, coffee drinking became almost ubiquitous, especially in the unique sociable form of the coffee-house. The lecture will consider the distinctive qualities of the coffee-house of this time, especially its provision of conversation, news, and of course coffee. A special focus will be The Spectator, an essay periodical by Richard Steele and Joseph Addison in 1711-12. Essay number 49 (Thursday, April 26, 1711) discusses The Spectator's argument that the coffee-house was the location of the polite reform of British morals. The lecture will finish by considering the domestic tea-table, proposed as a more inclusive and polite rival to coffee-house sociability.

使用言語 英語(通訳なし)
事前予約不要、無料
講演後には懇親会も行われる予定です。

ポスターは以下のリンクよりご覧下さい:
http://www.gakushuin.ac.jp/univ/let/eng/04news.html#p03


問い合わせ先 学習院大学文学部英語英米文化学科
電話 03-5992-1097
E-mail address: eng-off@gakushuin.ac.jp

以上

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○事務局よりご連絡
前回配信したメールマガジン(91号:2017年5月15日)に、以下の誤記がありました。
「日本英文学会関東支部第15回大会(2017年度秋季大会)について」の項目に
「第13回大会(2016年度秋季大会)は、10月28日(土)中央大学後楽園キャンパスにて開催される予定です。」
とありますが、正しくは
「第15回大会(2017年度秋季大会)は、10月28日(土)中央大学後楽園キャンパスにて開催される予定です。」
になります。お詫びと共に訂正いたします。
なお、ウェブサイトへの転載版では、すでに訂正されております。
(事務局:武田将明)

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○会員情報に関する問い合わせについて
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 標記の件について、よくあるお問い合わせ
会費納入・住所変更などに関するご質問は「kantoアットマークelsj.org」まで。
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○本メールマガジンの配信について
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日本英文学会関東支部事務局


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◆日本英文学会関東支部メールマガジン 91号 2017年5月15日◆

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┃目次
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┃○ はじめに
┃○ 日本英文学会関東支部第14回大会(2017年度夏季大会)について (← 新着情報!)
┃○ 日本英文学会関東支部第15回大会(2017年度秋季大会)について (← 新着情報!)
┃○ 支部の事業について(再掲)
┃○ 「イベント情報」コーナーのお知らせ
┃○ 会員情報に関する問い合わせについて
┃○ 本メールマガジンの配信について
┃○ 最後に

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○ はじめに
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ゴールデン・ウィークも終わり、研究・教育(・学務)もいよいよ本調子となって
いらっしゃるところかと存じます。会員のみなさまにおかれましては、お健やかに
お過ごしでいらっしゃいますでしょうか。
今号の「目玉」は、6月17日(土)に開催されます夏季大会のプログラム情報です。
せひご覧ください。気が早いようですが、併せて10月28日(土)に予定されて
おります第15回大会(秋季大会)における研究発表の応募についての
ご案内も掲載いたします。ご参照下さい。

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○ 日本英文学会関東支部第14回大会(2017年度夏季大会)について (← 新着情報!)
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第14回大会(2017年度夏季大会)は、6月17日(土)明治学院大学白金キャンパスにて開催
されます。研究発表6本、シンポジウム2本、さらにイギリスから招聘したゲストによる
特別講演という盛りだくさんの大会となっております。
多数のみなさまのご参加をお待ち申し上げております。


日本英文学会関東支部第14回大会(2017年度夏季大会)のご案内

日時: 2017 年 6 月 17 日(土)
会場: 明治学院大学白金キャンパス

開場・受付(11:30より本館3階、13:45より2号館B1、16:00より2号館2階)

研究発表:第1部 (12:15〜12:55)

第1会場 (本館1355教室)
民主主義は勝利したのか―Caryl ChurchillのMad Forest (1990)と
1980年代末の東欧社会主義国家の消滅
(発表)金田 迪子(お茶の水女子大学博士後期課程)
(司会)谷岡 健彦(東京工業大学教授)

第2会場 (本館1356教室)
We are mediums: Ann QuinのPassagesにみられる語るモノとしての存在
(発表)西野 方子(東京大学博士後期課程)
(司会)川本 玲子(一橋大学准教授)

第3会場 (本館1359教室)
『靴屋の祭日』の祝祭性
(発表)田邊 裕子(東京大学博士後期課程)
(司会)小町谷 尚子(慶應義塾大学准教授)


研究発表:第2部 (13:05〜13:45)

第1会場 (本館1355教室)
否定・歪曲・パスティーシュ――The Real ThingとA Map of the Worldの劇中劇
(発表)小田島 創志(東京大学博士後期課程)
(司会)谷岡 健彦(東京工業大学教授)

第2会場 (本館1356教室)
Memento Moriにおける1950年代と高齢者問題
(発表)畑中 杏美(山梨県立大学助教)
(司会)川本 玲子(一橋大学准教授)

第3会場 (本館1359教室)
『テレニー』におけるテレパシー的「流体」と過剰な親密性
(発表)中嶋 英樹(東京大学助教)
(司会)遠藤 不比人(成蹊大学教授)


英米文学部門シンポジウム (14:00〜16:00) 【2号館2101教室】
ヘリテージ映画と国家のイメージ――それはいかに原作をアダプトしているのか
(司会・講師)丹治 愛(法政大学教授)
(講師)小山 太一(立教大学教授)
(講師)岩崎 雅之(早稲田大学非常勤講師)


英語教育部門シンポジウム(14:00〜16:00) 【2号館2102教室】
英語教育と文学教育のはざまで
(司会・講師)倉林 秀男(杏林大学准教授)
(講師)山本 裕子(千葉大学准教授)
(講師)河田 英介(筑波大学助教)
(指定討論者)原田 範行(東京女子大学教授)


特別講演(16:15〜17:45)【2号館2302教室】
Sensibility, slavery and empire
(講師)Markman Ellis(Professor of Eighteenth-Century Studies
    Queen Mary, University of London)
(司会)吉野 由利(学習院大学准教授)
懇親会(18:00〜20:00)
会場:本館10階 大会議室
会費:一般4000円 学生2000円
事前申込は不要です。奮ってご参加ください。

次に、各発表・シンポジウム・講演の梗概も掲載いたします。

研究発表:第1部 (12:15〜12:55)

第1会場 (本館1355教室)
民主主義は勝利したのか―Caryl ChurchillのMad Forest (1990)と
1980年代末の東欧社会主義国家の消滅
(発表)金田 迪子(お茶の水女子大学博士後期課程)
(司会)谷岡 健彦(東京工業大学教授)
Caryl Churchill(1938-)の戯曲Mad Forest (1990) は、チャーチルの同時代の政治情勢に対する関心をひときわ色濃く反映した作品である。発表の前年のルーマニア市民蜂起と共産党政権の崩壊を扱った本作は、チャーチルと出演者達が政変直後のルーマニアに赴き、市民への聞き込み調査を通して制作・上演され、1980年代末の東欧における社会主義体制の崩壊の状況を克明に描いている。戦後冷戦期が終焉を迎え、フランシス・フクヤマの「歴史の終わり」論に象徴されるように「民主主義の勝利」が謳われる中、本作は市民蜂起と自由化の理想化を避け、そのような言説に対して慎重に距離をとっている。本発表では、チャーチルが政変を綿密に分析するだけではなく、滞在制作や招聘公演という形で出演者・観客とルーマニア市民との交流の機会を創出することを通して、「民主主義の勝利」の言説に疑問を呈し、東欧社会主義国家の消滅に批判的な目を向けることを促していたことを明らかにしたい。

第2会場 (本館1356教室)
We are mediums: Ann QuinのPassagesにみられる語るモノとしての存在
(発表)西野 方子(東京大学博士後期課程)
(司会)川本 玲子(一橋大学准教授)
女と男の旅の様子を描くPassages(1969)は、戦後イギリスの作家であるAnn Quinの三作目の小説である。本発表では、この作品の二人の主人公が自らを「媒介(mediums)」と呼ぶことの意味を考えながら、この小説が物語るという行為を自己言及的に描いたものであることを論じる。語り手である主人公たちは、テレパシーによって個人的な夢やファンタジーを共有し合い、またそのことによって互いの自我の境界線が曖昧となった状態で存在している。このような語り手のあり方は、Nicholas Royleの論じる「語りという不気味な行為」を体現するものであり、この小説では彼らのあり方や語りを通して小説創作という物語行為が問い直されているのである。前作Three(1966)と次回作Tripticks(1972)との流れを踏まえつつ、テレパシーと語りの問題や、媒介としての主人公の身体および印字されたページでできた小説の物質としての側面に目を向けながら、この作品が浮かび上がらせる小説創作のあり方を論じて行く。

第3会場 (本館1359教室)
『靴屋の祭日』の祝祭性
  (発表)田邊 裕子(東京大学博士後期課程)
(司会)小町谷 尚子(慶應義塾大学准教授)
初期の都市喜劇のひとつとして数えられる『靴屋の祭日』(The Shoemaker’s Holiday)は靴屋の主人サイモン・エアの出世物語である。作者トマス・デッカーは、15世紀に実在した人物を参照しながらも、既存の権力者としてロンドンの大きな業界に所属する現市長と公爵を風刺し、主人公の靴屋主人の偉大さと職人たちの精神性を讃える作品に仕上げている。当時のロンドンで工房や店の下働きをしていた労働者たちにとっての祭日(holiday)の解放感を芝居小屋で再現しながら、ロンドンの職人と商人たちの栄光に見合う象徴的立場として市長というポジションを位置付け、エアがそれを獲得する結末になっているのである。しかし、物語の展開は現実味に欠けるチャンスの到来に依拠するところが多く、そのせいで芝居全体が意図する祝福と景気づけも虚しいものになりかねない。本作品が現実味に欠けることについてはこれまでも解釈が積み重ねられてきているが、荒唐無稽な話の運びと虚しい礼賛が皮肉に転じ観客が興醒めしてしまいかねないことを考慮に入れると、本作がその現実味の欠落に拘らず上演中にどのように観客の信頼を勝ち取り、鑑賞と解釈の余地を示したのか、この問いを改めて考察する必要があるだろう。祝祭喜劇『靴屋の祭日』の祝祭性とは一体何に向けられているのだろうか。


研究発表:第2部 (13:05〜13:45)

第1会場 (本館1355教室)
否定・歪曲・パスティーシュ――The Real ThingとA Map of the Worldの劇中劇
(発表)小田島 創志(東京大学博士後期課程)
(司会)谷岡 健彦(東京工業大学教授)
本発表では、Tom StoppardのThe Real Thing (1982) とDavid HareのA Map of the World (1982) を取り上げ、そのなかの劇中劇が持つ意味や効果の比較検討を通じて、これらがFredric Jamesonの述べるポストモダニズムの特徴に呼応するような形で書かれていることを明らかにする。この2本の戯曲は初演の時期がほぼ同じであり、さらに芝居が劇中劇から始まるという構造上の類似点も見受けられる。本発表ではまず、「否定」、「歪曲」といった観点からこの2本の戯曲における劇中劇を検討していく。そして、The Real Thing では「否定」が、一方でA Map of the World では「歪曲」が、劇中劇を分析する際に如何に重要な観点となっているか明らかにする。さらに、こうした特徴のなかに、Jameson がポストモダニズムを特徴づける際に使用した「パスティーシュ」を見出すことができるという点に注目しつつ、Jamesonの指摘するようなポストモダン的な社会に、Stoppard やHareがどのように向き合おうとしているか分析していく。

第2会場 (本館1356教室)
Memento Moriにおける1950年代と高齢者問題
(発表)畑中 杏美(山梨県立大学助教)
(司会)川本 玲子(一橋大学准教授)
Muriel Sparkの Memento Mori (1959) は、1950年代のイギリス社会を高齢者ケアの過渡期として描いた作品として読むことができる。物語の中心となるのは、70歳以上の高齢者たちに “Remember you must die”と告げる怪電話がかかってくるという事件である。スパークの数ある作品のなかでもMemento Moriの最大の特徴はやはり、作中人物のほとんどが高齢者であるという点であろう。本発表の目的は、Memento Moriを当時の社会政策や逐次刊行物との考証におき、1950年代の高齢者ケアに第二次世界大戦が与えた影響について考え、Sparkが当時のイギリス社会をつぶさに観察してMemento Moriを執筆したということを示すことである。Memento Moriはこれまで、カトリック改宗者であるSparkの宗教観を読み解くことができる作品として評価されることが多かったが、Sparkの初期の傑作として評価を受けたのは、説得力のある形で当時のイギリス社会における老いが描かれていたからなのではないのだろうか。

第3会場 (本館1359教室)
『テレニー』におけるテレパシー的「流体」と過剰な親密性
(発表)中嶋 英樹(東京大学助教)
(司会)遠藤 不比人(成蹊大学教授)
作者不詳の小説『テレニー』(1893年)は十九世紀末のパリを舞台とし、語り手カミーユ・デ・グリューとピアノ奏者レネ・テレニーという男性のあいだの恋愛を語る作品である。この発表ではまず、二人の登場人物が惹かれあう様子が「流体」に関する語彙で記述されていることを指摘し、そうした語句が、英国心霊学研究協会(SPR)におけるテレパシー研究(作品タイトルと共通の接頭辞に注目)に関連することを示す。二人の男性は親密な関係を結び、ポルノグラフィックな描写をもたらすが、つづいて、そうした場面での「流体」の語彙を検討する。他者とのあまりに親密な関係は、他者を消失させかねないという逆説的な事態が明らかになるだろう。最後に、本作の語りをいま一度、テレパシーおよび親密性という観点から検討する。回想の語り聞かせという構成は、親密な関係を構築する有効な手立てとなるが、そうして築かれる親密性はいったい誰と結ばれるのか。


英米文学部門シンポジウム (14:00〜16:00) 【2号館2101教室】
ヘリテージ映画と国家のイメージ――それはいかに原作をアダプトしているのか
(司会・講師)丹治 愛(法政大学教授)
  (講師)小山 太一(立教大学教授)
(講師)岩崎 雅之(早稲田大学非常勤講師)
Andrew Higsonは、1980年代以降の英国の映画のうちで、第二次世界大戦以前の過去の英国を舞台にしている映画を「ヘリテージ映画」と呼び、その形式的内容的特徴を記述している。英国の過去が、ロングショットを多用した美しい映像をとおして、ポストモダンな「イメージのコレクション」へと昇華され、ノスタルジックなまなざしを誘う――そのような過去の表象の仕方が、ヘリテージ映画の重要な示差的特徴であるとしている。
 他方、ヘリテージ映画は、英文学の文学的ヘリテージとしてのShakespeare, Austen, Hardy, James, Forster等の作品をしばしば原作として用いる。多様な作家たちが提示する過去のさまざまな英国が、ヘリテージ映画にアダプトされるとともに、同じようにノスタルジックなまなざしを誘うイメージになるということがどうして可能なのか。そこにどのようなアダプテーションの工夫が施されているのか。それとも「ヘリテージ映画」とは、その定義が個々の映画によって裏切られつづけている幻のジャンルにすぎないのか。
 モダニズムとポストモダニズムの時代のイギリス小説を原作としたヘリテージ映画の具体的な解釈をとおして、そのような問題を考えていきたい。

回帰する/させられる記憶──The Return of the Soldierとヘリテージ映画の関わり
                               小山 太一(立教大学教授)
文化的・社会的な継承のイメージをノスタルジックに喚起し、観客の意識の底部に沈んでいたナショナル・アイデンティティの伝統についての認識を再浮上させるもの──と、そのようにヘリテージ映画を定義するならば、そこには、忘却および記憶の回復のプロセスが深く関わっていることになる。ヘリテージ映画のノスタルジアが広汎な観客層に新鮮なアピールを持つためには、前提として忘却と断絶が存在しなければならないのではあるまいか。本発表は、Rebecca WestのThe Return of the Soldier (1918) およびAlan Bridges監督によるその映画化 (1982、日本公開時の題名は『戦場の罠』) を題材として、主人公の記憶の喪失と (自発的および強制的な) 回復という原作のプロットが、ヘリテージ映画のいわば主戦場たるカントリー・ハウス/カントリーサイドの映像による表象とどのような関係を取り結んでいるかを考察し、ヘリテージ映画というジャンルにおける記憶の回復 (ないし創造/捏造) という問題に接続することを試みるものである。

E. M. フォースターとヘリテージ映画
                           岩崎 雅之(早稲田大学非常勤講師)
ナショナル・アイデンティティの再構築を図ったとされる「ヘリテージ映画」の中で、一際目を引くのが、批評的にも商業的にも成功を収めた E. M. フォースター原作の『ハワーズ・エンド』(1910, 1992)と『インドへの道』(1924, 1984)である。ポストモダンの時代において、フォースターの作品はイギリスの遺産として認識されているが、原作のナラティヴの持つモダニズムと伝統の緊張関係が、ヘリテージ映画のナラティヴによって、どのように過去への郷愁を誘う「イングリッシュネス」に翻案されているかについては十分に検証されてこなかった。端的に言えば、『ハワーズ・エンド』の主題は「誰がイギリスを継承するか」だが、ではヘリテージ映画はその問いに対してどのように答えているのであろうか。原作と映画の間に横たわるナラティヴ上の差異を炙り出すことができれば、その問いに対する答えと、ヘリテージ映画の制度的特徴が見えてくるはずだ。この検証を通じ、ヘリテージ映画の理解に対する新たな道筋を示すのが本発表の目標である。

カズオ・イシグロ『日の名残り』と田園のイングランド
                                丹治 愛(法政大学教授)
『日の名残り』(1989)は、1920年代と30年代の戦間期イングランド――その中央部に位置するオックスフォードシャーのカントリー・ハウス――を舞台にした小説である。その屋敷の主はダーリントン卿であるが、ナチス・ドイツにたいする宥和政策を積極的に支持した第二次大戦前の彼の活動は、彼の死後の1956年、屋敷がすでにアメリカ人富豪のものとなっている時点から、それを回顧する執事スティーヴンズの信頼できない記憶をとおして語られていく。この小説はサッチャー政権下の1989年に出版されたあと、ジェイムズ・アイヴォリー(監督)、イズマイル・マーチャント(製作)、ルース・プラワー・ジャブバーラ(脚本)というヘリテージ映画トリオによって1993年に映画化される。
 サッチャリズム体制のなかで出版され映画化された『日の名残り』は、いったい過去のイングランドをどのようなイメージで描きだしているのだろうか。19世紀末以降の田園主義的イングリッシュネス概念構築の歴史のなかにこの作品を位置づけることによって、ヘリテージ映画の特質の一端を浮かびあがらせてみたい。


英語教育部門シンポジウム(14:00〜16:00) 【2号館2102教室】
英語教育と文学教育のはざまで
(司会・講師)倉林 秀男(杏林大学准教授)
  (講師)山本 裕子(千葉大学准教授)
(講師)河田 英介(筑波大学助教)
(指定討論者)原田 範行(東京女子大学教授)
文部科学省のグローバル人材育成推進事業やスーパーグローバル大学創成支援事業の一環として、大学の英語教育の抜本的改革が行われている。さらに、教職課程の質保証を目指す「コア・カリキュラム」を導入して、英語教員養成課程の改革が予定されている。こうした一連の改革は、一般的な英語教育のみならず、専門教育においても「英語が使える人材育成を」という一貫した方針が貫かれている。結果としてこれまでの教授法や、使用教材・題材について多くの英語教員が再考する必要性に迫られている。そこで、本シンポジウムでは、それぞれの教育実践を通し大学における英語教育と文学教育の効果的な相互作用について考えてみたい。文学テクストを教材としてどのように教えるのかについて、異なった観点から3名が報告し、原田範行日本英文学会会長を指定討論者として、登壇者だけではなくフロアの皆様とのディスカッションを通して多角的に英語教育と文学教育の連係について考えてみたい。

コア・カリキュラムにおける文学の扱いについて――言語学的に考えてみる
倉林 秀男(杏林大学准教授)
英語教員養成課程のコア・カリキュラムにおける「英語文学」は「英語で書かれた文学を学ぶ中で、英語による表現力への理解を深めるとともに、英語が使われている 国・地域の文化について理解し、中学校及び高等学校における外国語科の授業に生かすことができる」という目標が設定されている。そこで、本報告では教職課程における文学の授業の扱いについて、①表現力の理解、②中学・高等学校における外国語科の授業に生かすという2つの点について具体的にどのようなことかについて提示してみたい。特に、Leech and ShortのStyle in Fiction (2007)で提示している文体チェックリストを利用してその方法論の妥当性を考察したい。

英語教育と専門教育の架橋をめざして――CLIL理論によるカリキュラム策定と授業実践
山本 裕子(千葉大学准教授)
昨今、文部科学省のスーパーグローバル大学等事業にみられるように、学生のグローバル対応力育成という観点から、これまで以上に世界共通言語としての「英語」の重要性が強調されている。こうした中、英語で教授される授業科目群が新設される等、様々な大学のカリキュラムにおいて「授業の英語化」への改革が進んでいる。同時に、「英語で授業ができる教員」の需要が、従来以上に高まっていることは言うまでもない。
カリキュラム改革の方向性の是非や教員に対する要求の妥当性はさておき、英語による教授法の有効性に関する議論なしに授業の英語化は望めない。上智大学がいち早く全学英語教育に導入したCLIL(Content and Language Integrated Learning)は、語学教育と専門教育を同時に行う優れた教授法として注目を浴びている。本報告では、小規模私立大学の英語英文学科におけるCLIL理論によるカリキュラム策定と授業実践を紹介することにより、英語による教授法としてのCLILの有効性を検証し、英語教育と専門教育を架橋することの意義と可能性を探りたい。

実践的ツールとしての文学的想像力・行動力の涵養――英語教育の目標をさらに高い次元で達成する
河田 英介(筑波大学助教)
現在の英語教育は、グローバル労働市場の急速な拡大が要請する実践的英語を習得させるために、従来の読む・聞く・話す・書く「四技能分離型」教育から、文部科学省が唱導する「コア・カリキュラム」に代表される「四技能統合型」教育へと目下移行中である。その趨勢の中で、英語教育現場では文学テクストを英語教材として用いることの効用がますます過小評価されつつある。しかし文学教育の目標である異文化・他者に対する共感力と交渉力の涵養は、本来、英語教育のそれと共通の宛先をもち、グローバル労働市場において第一義的に必須となる、異質な他と共生・発展していくための「実践的ツールとしての文学的想像力・行動力」を育んでくれる貴重な効用である。それ故本報告においては、英語教育現場において文学テクストをどのように活用することで、英語教育の目標をさらに高い次元で達成しうるのか、現代アメリカ作家のテクストを用例に論究したい。


特別講演(16:15〜17:45)【2号館2302教室】
Sensibility, slavery and empire
(講師)Markman Ellis(Professor of Eighteenth-Century Studies
     Queen Mary, University of London)
(司会)吉野 由利(学習院大学准教授)
This lecture would explore the mode of sensibility in fictions that discuss slavery by British women in the late eighteenth century, including Sarah Scott’s Sir George Ellison (1766), and Maria Edgeworth’s The Grateful Negro (1804). In a period when the colonies, especially the sugar plantations in the Caribbean, were understood to be greatly increasing the prosperity of the British Isles, the topic of slavery, in its moral, political, and practical aspects, became the focus of concerns about the morality of empire. These novels, and the discourse of sentimentalism, played an important part in raising public awareness of the scandal of slavery.


※ いかがでしょうか。プログラムを読んでいるだけで目眩がしそうですが、ぜひ実際に会場まで足をお運びください。なお、本プログラムは、近日中に支部HPにも掲載いたします。


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○ 日本英文学会関東支部第15回大会(2017年度秋季大会)について (← 新着情報!)
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第15回大会(2017年度秋季大会)は、10月28日(土)中央大学後楽園キャンパスにて開催される予定です。研究発表の応募締切は2017年6月30日(金)です。応募要項につきましては、以下の通りです。
2017年度関東支部大会研究発表応募規定
1.発表者は会員に限ります(応募時に会員でない場合には、至急入会手続きをお願い
いたします)。
2.発表の内容は大会当日において、口頭・活字とも未発表のものに限ります。
3.応募の際には、(A) 発表要旨 (B) 発表要旨の梗概 (C) カバーレターをkantogate[アットマーク]elsj.org宛てに提出してください。

(A) 発表要旨
日本語で発表する場合、4,000字程度(英語で発表する場合には、1,500 words程度)で、
Microsoft Office Wordファイル(.docx)、リッチテキスト(.rtf)あるいは単純な
テキスト(.txt ただし斜字体などの文字修飾を一切含まない場合のみ)の形式で提出
して下さい。
(B) 発表要旨の梗概
400字程度(日本語全角)。冒頭に題名を付してください(これは文字数に含みません)。
また、応募者の名前・謝辞等は一切書かないでください。なお、採択された場合には、
「発表要旨の梗概」は、応募時にご提出いただいた通りの形で、『プログラム』に掲載
されます。予めご了承ください。
(C) カバーレター
氏名[ふり仮名つき]、現在の所属と身分、連絡用の住所、電話番号、ファックス番号、
電子メールアドレスを明記したもの

 査読・銓衡および研究発表の時間の割り振りは大会準備委員会が行い、査読・銓衡結果は
応募締切り後応募者宛てにメールで通知します。研究発表の時間はおおよそ30分、コメント、
質疑応答で10分から20分を予定しております。


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○ 支部の事業について(再掲)
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現在、関東支部では、「講師派遣事業」と「優秀論文表彰事業」を行っています。

「講師派遣事業」とは、支部会員の中からテーマに適した講師を中学校・高等学校・社会教育
施設・生涯教育機関などに派遣して講演・シンポジウムを行うものです。学校の現場では授業
の一環として、また総合学習・課外学習、研修旅行などの事前講義として、社会教育の現場
では知的興味にあった読書会、講演会としてご活用いただければと思います。

お知り合いにご興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、詳細につきまして支部HPをご覧
いただき、事務局までご連絡くださいますよう、お伝えいただけましたら幸いです。

「優秀論文表彰事業」とは、『関東英文学研究』に寄せられた論文のなかから優秀なものを表彰
するものです。こちらも詳細につきましては支部HPをご覧ください。


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※「イベント情報」コーナーでは、皆様の情報をお待ちしています。

 関東支部メールマガジンに、英米文学・英語学・英語教育に関する研究に資すると思われる
イベント等の情報を掲載するご希望をお持ちの方は、
(1)申請者が関東支部会員であること。
(2)原稿はテキスト形式(リッチテキスト形式も可)の文書で写真や絵や図表等を含まないこと。
(3)編集上当方で若干の修正を施すことをお認めいただくこと。
(4)メールマガジンにふさわしくない内容であると判断した場合はお断りすることがあることを
ご了解いただくこと。
 以上のことをご理解いただいた上で、是非情報をお寄せください。
 「イベント情報」コーナー連絡先は、「kantoアットマークelsj.org」です。

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○会員情報に関する問い合わせについて
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 標記の件について、よくあるお問い合わせ会費納入・
住所変更などに関するご質問は「kantoアットマークelsj.org」まで。

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○本メールマガジンの配信について
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 配信停止やメールアドレス変更については→事務局「kantoアットマークelsj.org」まで。

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○最後に
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最近は寒暖の差が大きく、毎日何を着たらよいのか迷いますが、会員の皆さまにおかれましてはお風邪など召されませぬよう、ご自愛ください。今週末には日本英文学会の全国大会が静岡大学で開催されます。人文系の研究環境が厳しさを増していると言われておりますが、全国大会でも、支部大会でも、毎回新しい才能と未知の研究分野に出会うことができます。このうち支部大会については、若手研究者が飛躍するための舞台として活用していただきたいと、事務局一同願っております。6月の支部大会には、幸いなことに多くの若手研究者による斬新な発表の応募がありました。10月の支部大会にも、ふるってご応募ください。また、6月大会では18世紀文化史研究の泰斗であるMarkman Ellis教授による講演が開催されますが、10月大会でも海外の著名研究者による講演を予定しております。詳細は後日、本メルマガでお知らせしますが、ご期待ください(10月28日に別の予定を入れないでください!)。

なお、この4月から事務局の体制に変更があり、武田将明(東京大学)が事務局長、伊澤高志(立正大学)が事務局長補佐となっております。2017年3月27日のメールマガジン90号でお知らせずみですが、現在の事務局から(臨時号ではない)正規のメルマガをお送りするのはこれが初となるので、改めましてご挨拶いたします。

新体制となりましても、会員の皆さまのご研究と教育実践のお手伝いが少しでもできるよう、事務局一同非力ながら努力してまいります。今後も日本英文学会関東支部をよろしくお願い申し上げます。
(文責 関東支部事務局長 武田将明)

ご意見やご感想はこちらまでお願いします。→「kantoアットマークelsj.org」
 ※実際に送信される際は「アットマーク」を記号に変えてください。

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○会員情報に関する問い合わせについて
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 標記の件について、よくあるお問い合わせ
会費納入・住所変更などに関するご質問は「kantoアットマークelsj.org」まで。
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○本メールマガジンの配信について
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 配信停止やメールアドレス変更については→事務局「kantoアットマーク
elsj.org」まで。

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◆日本英文学会関東支部メールマガジン 臨時号 2017年5月13日◆

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近日刊行予定の書籍情報(1件)をお伝えします。

メールマガジン臨時号2017年5月13日

『教室の英文学』の刊行

日本英文学会関東支部による論集『教室の英文学』(研究社)が刊行されます。目下、文学や言語学をどのように大学の教室で扱うべきかが研究者にとっても大きな課題となっていますが、関東支部ではこの問題を検討する論集をシリーズ化して刊行します。なお、この企画は一般会員にも開かれる予定です。詳細は追ってお知らせします。

『教室の英文学』に関する情報は、下記URLをご参照ください。
http://www.kenkyusha.co.jp/purec/#ISBN978-4-327-47235-1

以上

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○会員情報に関する問い合わせについて
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○本メールマガジンの配信について
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日本英文学会関東支部事務局


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◆日本英文学会関東支部メールマガジン 臨時号 2017年4月12日◆

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近日開催のイベント情報(1件)をお伝えします。

メールマガジン臨時号2017年4月12日

Jean-Michel Rabate教授イヴェントのお知らせ


このたびペンシルヴァニア大学教授Jean-Michel Rabate氏(英文学、比較文学)をお招きして下記(1〜3)のようなイヴェントを行いますのでふるってご参加ください。ラバテ教授はジョイスらモダニズム文学、精神分析批評を中心に38冊もの著書がある碩学です。
(使用言語は英語、通訳なし、事前予約不要、無料です。)

(1)5月8日(月)17時~
東京大学駒場キャンパス18号館4階
コラボレーションルーム2
講演 Beckett's Anti-Humanism and Its Limits

(2)5月9日(火)16時~
成蹊大学10号館2階大会議室
ワークショップ ジャン=ミシェル・ラバテ教授と『モーセと一神教』を再読する

最晩年のフロイトの真の意味での問題作である『モ—セと一神教』をジャン=ミシェル・ラバテ教授と再読します。周知のようにラバテ教授は精神分析と文学を架橋する分野において第一人者であり、また教授ご自身もフロイトのこのテクストに格別の関心を抱かれています。その一端を、教授の著作Cambridge Introduction to Psychoanalysis and Literatureの特に第七章に読むこともできます。フロイトの最晩年の思想を複数の視点から再読し、その問題性(アクチュアリティ)を前景化することを目指します。
講師:ジャン=ミシェル・ラバテ(ペンシルベニア大学)
講師:巽孝之(慶應義塾大学)
講師:原和之(東京大学)
講師:中山徹(一橋大学)
講師:騎馬秀太(東京大学院生)
司会兼講師:遠藤不比人(成蹊大学)
(使用言語:英語)
(交通アクセス: http://www.seikei.ac.jp/university/accessmap/index.html キャンパスマップ: http://www.seikei.ac.jp/university/aboutus/campus_uni.html)

(3)5月10日(水)17時~
東京大学駒場キャンパス18号館4階
コラボレーションルーム2
講演 J. M. Coetzee and Psychoanalysis


(この件に関する問い合わせ先:東京大学田尻芳樹研究室)

以上

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○会員情報に関する問い合わせについて
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 標記の件について、よくあるお問い合わせ
会費納入・住所変更などに関するご質問は「kantoアットマークelsj.org」まで。
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○本メールマガジンの配信について
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 配信停止やメールアドレス変更については→事務局「kantoアットマーク
elsj.org」まで。

日本英文学会関東支部事務局


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◆日本英文学会関東支部メールマガジン 臨時号 2017年3月30日◆
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近日開催のイベント情報(1件)をお伝えします。

メールマガジン臨時号2017年3月30日

Daniela Caselli氏講演会

このたびBeckett’s Dantes (2005), Improper Modernism: Djuna Barne’s Bewildering Corpus (2009)などの著書で知られる気鋭のモダニズム研究者Dr Daniela Caselli(Associate Professor, Manchester Univ.)をお招きし、下記のイヴェントを開催します。いずれも使用言語は英語、通訳なし、事前予約不要、無料です。ふるってご参加ください。 (東京大学田尻芳樹研究 室)
〇4月10日(月)17:00~
〇東大駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム4
〇Queasy undergraduates and grown up novelists: Virginia Woolf’s oeuvre between the nineteenth- and the twenty-first centuries.
〇4月14日(金)17:00~
〇(講演+ワークショップ) 同コラボレーションルーム2
〇Late Style: Virginia Woolf’s Between the Acts
〇4月15日(土)15:00~
〇Insufferable Beckett 同コラボレーションルーム2
〇(この日は18号館は外側から入れませんので定刻までにお越しくださいませ。)
〇カセリ氏略歴Biographical note

Dr Daniela Caselli is Associate Professor of English at the University of Manchester. She is the author of Improper Modernism: Djuna Barnes’s Bewildering Corpus (2009) and Beckett’s Dantes: Intertextuality in the Fiction and Criticism (2005). She has edited Beckett and Nothing: Trying to Understand Beckett (2010) and, with Laura Salisbury and Steven Connor, Other Becketts (2002). New work on modernism, gender and sexuality, and critical theory has appeared in Feminist Theory (2010), The Cambridge Companion to American Gay and Lesbian Literature (2015), and Parallax (2016). She is currently working on the figure of the child in modernism, for which she has received the support of the Wellcome Trust. Funded by the British Academy, her most recent research on Dante in Dorothy Richardson has just appeared in Comparative Literature (2017).以上

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◆日本英文学会関東支部メールマガジン 90号 2017年3月27日◆

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┃目次
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┃○ はじめに
┃○ 日本英文学会関東支部第14回大会(2017年度夏季大会)について

┃○ 支部の事業について(再掲)

┃○ 「イベント情報」コーナーのお知らせ
┃○ 会員情報に関する問い合わせについて
┃○ 本メールマガジンの配信について
┃○ 最後に

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○ はじめに
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 卒業式、入学式準備のシーズンでお忙しくお過ごしのことと存じます。会員のみなさまにおかれましては、お健やかに

お過ごしでいらっしゃいますでしょうか。

 前号でお伝えしたとおり、2017年6月17日(土)に明治学院大学(キャンパス未定)で関東支部第14回大会(2017年度夏季大会)が開催されます。みなさまふるってご応募、ご参加くださいますよう、お願い申し上げます。

 2017年4月1日から、日本英文学会関東支部は阿部公彦新支部長のもと、あらたなかたちでスタートいたします。今号では、新体制についてお伝えいたします。
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○ 日本英文学会関東支部第14回大会(2017年度夏季大会)について

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 2017年度の夏季大会が2017年6月17日(土)、明治学院大学(キャンパス未定)で開催されることに決定いたしました。

夏季大会の研究発表の応募締め切りは、2017年3月31日となります。

 応募要領は以下の通りです。
1.発表者は会員に限ります(応募時に会員でない場合には、至急入会手続きをお願いいたします)。
2.発表の内容は大会当日において、口頭・活字とも未発表のものに限ります。
3.応募の際には、(A)発表要旨、(B)発表要旨の梗概、(C)カバーレター、を提出してください。
(A)発表要旨

日本語で発表する場合、4,000字程度(英語で発表する場合には、1,500 words程度)で、Microsoft Office Wordファイル(.docx)、リッチテキスト(.rtf)あるいは単純なテキスト(.txt ただし斜字体などの文字修飾を一切含まない場合のみ)の形式で提出して下さい。
(B)発表要旨の梗概

400字程度(日本語全角)。冒頭に題名を付してください(これは文字数に含みません)。また、応募者の名前・謝辞等は一切書かないでください。なお、採択された場合には、「発表要旨の梗概」は、応募時にご提出いただいた通りの形で、『プログラム』に掲載されます。予めご了承ください。
(C)カバーレター

氏名[ふり仮名つき]、現在の所属と身分、連絡用の住所、電話番号、ファックス番号、電子メールアドレスを明記したもの
 査読・銓衡および研究発表の時間の割り振りは大会準備委員会が行い、査読・銓衡結果は

応募締切り後応募者宛てにメールで通知します。研究発表の時間はおおよそ30分、コメント、質疑応答で20分から30分を予定しております。

【夏季大会のシンポジウム(予告)】
「文学・文化・言語学をつなぐ教育の可能性(仮)」

司会・講師 倉林秀男(杏林大学)

講師    河田英介(筑波大学)、山本裕子(千葉大学)、原田範行(東京女子大学)
「モダニズム期とポストモダニズム期の作家を対象としたヘリテージ映画論(仮)」

講師 丹治愛(法政大学)、小山太一(専修大学)、岩崎雅之(早稲田大学・非)
この他、海外から来日する研究者による特別講演も予定されています。皆様、ぜひふるってご参加ください。
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○ 日本英文学会関東支部新体制について

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支部長  阿部公彦(東京大学)

副支部長  奥聡一郎(関東学院大学)

本部理事候補 阿部公彦(東京大学)、原田範行(東京女子大学)

監事  斎藤兆史(東京大学)

評議員  後藤和彦(東京大学)
理事  阿部公彦(東京大学)、遠藤不比人(成蹊大学)、大石和欣(東京大学)、河野真太郎(一橋大学)、 後藤和彦(立教大学)、斎藤兆史(東京大学)、秦邦生(青山学院大学)、中井亜佐子(一橋大学)、 原田範行(東京女子大学)、武藤浩史(慶應義塾大学)、大串尚代(慶應義塾大学)、奥聡一郎(関東学院大学)、越智博美(一橋大学)、唐澤一友(駒澤大学)、 佐久間みかよ(和洋女子大学)、冨樫剛(フェリス女学院大学)、 新田啓子(立教大学)、守屋靖代(国際基督教大学)、

若林麻希子(青山学院大学)
【編集委員会】

編集委員長 佐久間みかよ(和洋女子大学)

副編集委員長 中和彩子(法政大学)

副編集委員長 中野学而(中央大学)

副編集委員長 深谷素子(鶴見大学)

編集委員 井口篤(慶應義塾大学)、木谷厳(帝京大学)、 小町谷尚子(慶應義塾大学)、近藤弘幸(東京学芸大学)、 斎木郁乃(東京学芸大学)、佐々木真理(実践女子大学)、 佐藤和哉(日本女子大学)、佐藤桐子(大東文化大学)、 秦邦生(青山学院大学)、高岸冬詩(首都大学東京)、 波戸岡景太(明治大学)、福西由実子(中央大学)、 堀内正規(早稲田大学)、向井秀忠(フェリス女学院大学)、 桃尾美佳(成蹊大学)
【大会準備委員会】

大会準備委員長 冨樫剛(フェリス女学院大学)

副委員長 未定

大会準備委員 倉林秀男(杏林大学)、貞廣真紀(明治学院大学)、 田中裕介(青山学院大学)、垂井泰子(中央大学)、 土井良子(白百合女子大学)、牧野理英(日本大学)、 平賀優子(東京大学(非))、冬木ひろみ(早稲田大学)、 松田智穂子(専修大学)、横本勝也(上智大学)、 吉田要(首都大学東京)

【事務局】

事務局長  武田将明(東京大学)

事務局長補佐  伊澤高志(立正大学)

理事会書記 佐久間千尋(東京女子大学・非)

編集委員会書記 笹川渉(青山学院大学)

大会準備委員会書記  溝口昭子(東京女子大学)

HP(ウェブ)担当 小林久美子(法政大学)
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○ 支部の事業について(再掲)

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現在、関東支部では、「講師派遣事業」と「優秀論文表彰事業」を行っています。
「講師派遣事業」とは、支部会員の中からテーマに適した講師を中学校・高等学校・社会教育施設・生涯教育機関などに派遣して講演・シンポジウムを行うものです。学校の現場では授業の一環として、また総合学習・課外学習、研修旅行などの事前講義として、社会教育の現場では知的興味にあった読書会、講演会としてご活用いただければと思います。
お知り合いにご興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、詳細につきまして支部HPをご覧いただき、事務局までご連絡くださいますよう、お伝えいただけましたら幸いです。
「優秀論文表彰事業」とは、『関東英文学研究』に寄せられた論文のなかから優秀なものを表彰

するものです。こちらも詳細につきましては支部HPをご覧ください。

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※「イベント情報」コーナーでは、皆様の情報をお待ちしています。
 関東支部メールマガジンに、英米文学・英語学・英語教育に関する研究に資すると思われる
イベント等の情報を掲載するご希望をお持ちの方は、
(1)申請者が関東支部会員であること。
(2)原稿はテキスト形式(リッチテキスト形式も可)の文書で写真や絵や図表等を含まないこと。
(3)編集上当方で若干の修正を施すことをお認めいただくこと。
(4)メールマガジンにふさわしくない内容であると判断した場合はお断りすることがあることを

ご了解いただくこと。
 以上のことをご理解いただいた上で、是非情報をお寄せください。
 「イベント情報」コーナー連絡先は、「kantoアットマークelsj.org」です。

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○会員情報に関する問い合わせについて
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 標記の件について、よくあるお問い合わせ会費納入・
住所変更などに関するご質問は「kantoアットマークelsj.org」まで。
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○本メールマガジンの配信について
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 配信停止やメールアドレス変更については→事務局「kantoアットマークelsj.org」まで。
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○最後に
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 2016年4月に着任してから1年の短い間でしたが、たくさんの方に支えていただきながら、関東支部の活動に関わることで多くのことを学びました。不慣れゆえに至らぬことも多かったことと思います。ご迷惑をおかけした関係の皆様に心よりお詫びしつつ、1年間お世話になりましたことを心より御礼申し上げます。

 今後とも、日本英文学会関東支部をどうぞよろしくお願い申し上げます。

(文責 関東支部事務局長 松本朗)

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◆日本英文学会関東支部メールマガジン 臨時号 2017年3月6日◆

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近日開催のイベント情報(1件)をお伝えします。

メールマガジン臨時号2017年3月6日
このたび、J. M. Coetzee研究の世界的権威であり、南アフリカ文学、ポストコロニアル批評の研究でも知られる英国ヨーク大学のDavid Attwell教授をお迎えして下記のようなイヴェントを開催い たします。いずれも使用言語は英語、通訳なし、事前予約不要、無料です。ふるってご参加ください。
3月24日(金)15時から

東大駒場キャンパス18号館1階メディアラボ2

David Attwell 教授とともにJ.M.Coetzeeの最新作The Schooldays of Jesusを読む (読書会形式で、いろいろ意見を言い合う会です。)
3月25日(土)

東大駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム2(18号館入口は週末は外から入れませんので、少し早めにお越しください。)
13時から

David Attwell教授講演会 'The Comedy of Seriousness in J.M. Coetzee'
15時から

ミニシンポ 「J. M. Coetzeeとその周辺」

田尻芳樹(東京大学) ‘Molloy’s Mother, Michael K’s Mother’

金内 亮(東京大学) ‘The Exploration of the Truth in Autobiographical WorksーJ. M. Coetzee's Analysis of Confession and Summertime’

西あゆみ (一橋大学)‘Body Politics and Women's Kinship in Zoe Wicomb's Fiction’
(問い合わせ:東京大学田尻芳樹研究室)以上

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◆日本英文学会関東支部メールマガジン 89号 2017年2月1日◆
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┃目次
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┃○ はじめに
┃○ 日本英文学会関東支部第14回大会(2017年度夏季大会)について (← 新着情報!)

┃○ 支部の事業について(再掲)

┃○ 「イベント情報」コーナーのお知らせ
┃○ 会員情報に関する問い合わせについて
┃○ 本メールマガジンの配信について
┃○ 最後に┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
----------------------------------------------
○ はじめに
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学期末および入試のシーズンでお忙しくお過ごしのことと存じます。会員のみなさまにおかれましては、お健やかにお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。

今号の「目玉」は、2017年6月17日(土)明治学院大学(キャンパス未定)で開催予定の関東支部第14回大会(2017年度夏季大会)の研究発表応募要領のご案内とシンポジウムの予告です。みなさまふるってご応募、ご参加くださいますよう、お願い申し上げます。
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○ 日本英文学会関東支部第14回大会(2017年度夏季大会)について (新情報!)

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2017年度の夏季大会が2017年6月17日(土)、明治学院大学(キャンパス未定)で開催されることに決定いたしました。夏季大会の研究発表の応募締め切りは、2017年3月31日となります。応募要領は以下の通りです。

1.発表者は会員に限ります(応募時に会員でない場合には、至急入会手続きをお願い

いたします)。
2.発表の内容は大会当日において、口頭・活字とも未発表のものに限ります。
3.応募の際には、(A)発表要旨、(B)発表要旨の梗概、(C)カバーレター、を提出して

ください。
(A)発表要旨

日本語で発表する場合、4,000字程度(英語で発表する場合には、1,500 words程度)で、Microsoft Office Wordファイル(.docx)、リッチテキスト(.rtf)あるいは単純な

テキスト(.txt ただし斜字体などの文字修飾を一切含まない場合のみ)の形式で提出

して下さい。
(B)発表要旨の梗概

400字程度(日本語全角)。冒頭に題名を付してください(これは文字数に含みません)。

また、応募者の名前・謝辞等は一切書かないでください。なお、採択された場合には、

「発表要旨の梗概」は、応募時にご提出いただいた通りの形で、『プログラム』に掲載されます。予めご了承ください。
(C)カバーレター

氏名[ふり仮名つき]、現在の所属と身分、連絡用の住所、電話番号、ファックス番号、

電子メールアドレスを明記したもの
 査読・銓衡および研究発表の時間の割り振りは大会準備委員会が行い、査読・銓衡結果は応募締切り後応募者宛てにメールで通知します。研究発表の時間はおおよそ30分、コメント、質疑応答で20分から30分を予定しております。

【夏季大会のシンポジウム(予告)】
  「文学・文化・言語学をつなぐ教育の可能性(仮)」

    司会・講師 倉林秀男(杏林大学)

    講師    河田英介(筑波大学)、山本裕子(千葉大学)、原田範行(東京女子大学)
  「モダニズム期とポストモダニズム期の作家を対象としたヘリテージ映画論(仮)」

    講師 丹治愛(法政大学)、小山太一(専修大学)、岩崎雅之(早稲田大学・非)
この他、海外から来日する研究者による特別講演も予定されています。

皆様、ぜひふるってご参加ください。
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○ 支部の事業について(再掲)

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現在、関東支部では、「講師派遣事業」と「優秀論文表彰事業」を行っています。
「講師派遣事業」とは、支部会員の中からテーマに適した講師を中学校・高等学校・社会教育施設・生涯教育機関などに派遣して講演・シンポジウムを行うものです。学校の現場では授業の一環として、また総合学習・課外学習、研修旅行などの事前講義として、社会教育の現場では知的興味にあった読書会、講演会としてご活用いただければと思います。
お知り合いにご興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、詳細につきまして支部HPをご覧いただき、事務局までご連絡くださいますよう、お伝えいただけましたら幸いです。
「優秀論文表彰事業」とは、『関東英文学研究』に寄せられた論文のなかから優秀なものを表彰するものです。こちらも詳細につきましては支部HPをご覧ください。
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※「イベント情報」コーナーでは、皆様の情報をお待ちしています。
 関東支部メールマガジンに、英米文学・英語学・英語教育に関する研究に資すると思われるイベント等の情報を掲載するご希望をお持ちの方は、
(1)申請者が関東支部会員であること。
(2)原稿はテキスト形式(リッチテキスト形式も可)の文書で写真や絵や図表等を含まないこと。
(3)編集上当方で若干の修正を施すことをお認めいただくこと。
(4)メールマガジンにふさわしくない内容であると判断した場合はお断りすることがあることをご了解いただくこと。
 以上のことをご理解いただいた上で、是非情報をお寄せください。
 「イベント情報」コーナー連絡先は、「kantoアットマークelsj.org」です。

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○会員情報に関する問い合わせについて
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 標記の件について、よくあるお問い合わせ会費納入・住所変更などに関するご質問は「kantoアットマークelsj.org」まで。
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○本メールマガジンの配信について
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 配信停止やメールアドレス変更については→事務局「kantoアットマークelsj.org」まで。
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○最後に
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2016年秋に行われた日本英文学会関東支部理事選挙の結果については、またあらためてお知らせいたします。今後とも、日本英文学会関東支部をどうぞよろしくお願い申し上げます。(文責 関東支部事務局長 松本朗)

ご意見やご感想はこちらまでお願いします。→「kantoアットマークelsj.org」
 ※実際に送信される際は「アットマーク」を記号に変えてください。
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○会員情報に関する問い合わせについて

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 標記の件について、よくあるお問い合わせ会費納入・住所変更などに関するご質問は「kantoアットマークelsj.org」まで。

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○本メールマガジンの配信について

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 配信停止やメールアドレス変更については→事務局「kantoアットマーク

elsj.org」まで。日本英文学会関東支部事務局






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◆日本英文学会関東支部メールマガジン 臨時号 2017年1月23日◆
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近日開催のイベント情報(1件)をお伝えします。
「クィア・リーディング連続公開研究会」第12回
2017年2月19日(日)14:30~17:30

中央大学 駿河台記念館 580号室

報告者:石川千暁
タイトル: 「一緒に女の子」であることの親密―ネラ・ラーセン『パッシング』からトニ・モリスン『スーラ』へ

概要: 「私たちは一緒に女の子だった (We was girls together)」。初のアフリカ系アメリカ人ノーベル賞作家トニ・モリスンToni Morrisonの『スーラ』Sula (1973年)の結末において、今は亡き親友スーラを想って幼馴染ネルNelはそう呟く。二人の親密性をめぐっては、レズビアン的であるとも、逆に同性愛とは異なるとも評されてきたが、そうした相反する見解は、『スーラ』に書き込まれている流動的な―クィアな―性の表現を期せずして言い当てているだろう。

 同じくアフリカ系でハーレム・ルネサンス期の作家であるネラ・ラーセンNella Larsenの『パッシング』Passing (1929年)もまた、女同士の親密な関係を描いている。スーラを弔うネルの呟きに、ネラが描き得なかった類のセンティメントが込められていると考えることはできないだろうか。本発表は、女同士のエロティックな欲望の抑圧を描いたラーセンのテクストのクィアな書き換えとしてスーラ』を読む試みである。
コア・テクスト:Larsen, Nella. Passing. 1929. New York: Penguin, 2003.(上野達郎訳『白い黒人』春風社、2006年)

Morrison, Toni. Sula. 1973. New York: Vintage, 2004.(大社淑子訳『スーラ』早川文庫、2009年)
主催: 中央大学人文科学研究所「性と文化」研究チーム

☆「性と文化」研究チームは、2007年に発足以来、ジェンダー/セクシュアリティ論やクィア理論について、文学研究・表象分析の領域で研究活動を続けています。2013年3月には、研究成果をまとめた論集『愛の技法―クィア・リーディングとは何か』(中央大学出版部)を出版しました。2013年秋より、関心を共有する研究者(大学院生含む)を対象に、具体的なテクストを取り上げて「読みの実践」を検討する連続研究会を開催しています。参加者には事前にコア・テクストをお知らせし、当日報告者が紹介する読解に対して自由に意見を出し合い議論できる、ワークショップ型の集まりです。会場の都合上、出来るだけ事前に参加希望 をメールでお知らせください。ご連絡およびお問い合わせはLinkIconqueer.reading@gmail.com  まで。

以上

/////メールマガジン臨時号 2016年11月/////

近日開催のイベント情報(1件)をお伝えします。
シンポジウム「世界文学の現在」
イントロダクション(13:00~13:10)

佐藤元状(慶應義塾大学・英文学・映画研究) 
第一部「世界文学という問い」(13:15 ~ 14:30)

吉本光宏(早稲田大学・映画研究)  問題としての世界文学

田尻芳樹(東京大学・英文学) J.M.クッツェーと世界文学

第二部「世界文学の時代のイギリス文学」(14:45~16:15)

ジェイムズ・レイサイド(慶應義塾大学・比較文学) 自伝フィックション、トラウマ、戦後文学――J.G. バラードを中心に

田中裕介(青山学院大学・英文学) Ian McEwan のヴィクトリアニズム――Saturday(2005)を中心に

板倉厳一郎(関西大学・英文学) ポスト9/11、ポストヒューマン、ポスト世俗化――David Mitchellと現代イギリス小説

第三部「世界文学の時代の日本文学」(16:30~17:30)

坂口周(福岡女子大学・日本文学) *未定(日本近代文学論)

脇田裕正(慶應義塾大学・比較文学) 「モダニズム」と「日本」の間で――春山行夫と岩野泡鳴

懇親会(18:00~)
参加無料、事前予約は不要です。懇親会に参加される方は、ご連絡ください。連絡先はLinkIcon佐藤元状
会場:慶應義塾大学日吉キャンパス第4校舎独立館4階D410
LinkIconアクセス
日時:2016年11月5日13時~18時

本シンポジウムは、学事振興資金「世界文学の時代におけるイギリス文学、日本文学の地政学的再検討の研究」の補助を受けています。

/////メールマガジン臨時号 2016年10月/////

2017-2018年度日本英文学会関東支部役員選挙について(お詫び)

 いつも大変お世話になっております。

 会員の皆様のお手元には、標記の役員選挙に関する書類が届いている頃かと存じます。その書類の中に被選挙人リストが含まれていますが、実はこれに不備がございます。
 五十音順に並べ替えた被選挙人リストをお送りしなければいけないところを、今回は事務局長のミスで五十音順に並べ替えていないリストをお送りしてしまいました。会員の皆様には、投票なさりたい方をお探しいただくのに大変なご苦労を強いることになってしまいました。まことに申し訳ありません。心よりお詫び申し上げます。
今後はこのようなミスのないよう、細心の注意をしてまいります。

まずはお詫びまで申し上げます。
日本英文学会関東支部事務局長

松本 朗

/////メールマガジン臨時号 2016年9月/////

第2回メタモダニズム研究会のお知らせ

現代の英語圏小説がモダニズムの遺産をどのように継承しているかをテーマに「メタモダニズム研究会」を発足させました。マキューワン、クッツェー、ゼイディー・スミスを始め多くの現代作家たちによるモダニズムの遺産へのかかわりは、もはや「ポストモダン」という概念では把捉できない新しい性質(とりあえずそれを「メタモダニズム」と呼んでおきます)を持っているようです。それについて現代小説とモダニズムの双方を再検証しつつ考えるのが研究会の趣旨です。つきましてはその第2回の研究会を下記の要領で開催します。皆様

お誘いあわせの上、ふるってご参加ください。

10月23日(日)15-18時
慶應義塾大学日吉キャンパス来往舎2階小会議室
(地図)LinkIconMAP
(休日は来往舎はカードがないとは入れませんので、15時少し前に1階の入り口にご集合ください。参加者は事前にLinkIcon佐藤までメールをください。

テキスト

メインがRebecca L. Walkowitz. Born Translated: The Contemporary Novel in an Age of World Literature. (Columbia UP, 2015)

サブがRebecca L. Walkowitz. Cosmopolitan Style: Modernism beyond the Nation. (Columbia UP, 2007)

研究会世話人

田尻芳樹(東京大学)

吉田恭子(立命館大学)

佐藤元状(慶應義塾大学)

秦邦生(青山学院大学)

/////メールマガジン臨時号 2016年9月/////

日本という壁
グローバルな日本文化受容 「文学部」の視点
The Challenge of Japan?
The Global Reception of Japanese Culture: Perspectives from the Humanities

日時: 2016年9月17日(土)9:30-

場所: 東京大学伊藤国際学術研究センター伊藤謝恩ホール
概要は添付のファイルのとおりです。

こちらのウエブサイトにより詳しい情報があります。
LinkIconhttps://challengeofjapan.org/
要登録。参加は無料です。

概要
近代日本は「壁」とともにあった――東京大学文学部(人文社会系研究科)の主催による本シンポジウムは、近年の安易なグローバリズム礼賛の姿勢とは一線を画し、海外における日本受容や、日本の海外文化受容に際して生まれた「壁」について討議する。国際交流には障害や誤解などがつきものだが、人文知、とくに文芸の諸領域はそうした困難につねに敏感に反応してきた。異文化との遭遇に際して日本はどのように相手を見たり感じたりしてきたか。日本のイメージは海外においてどう受容されたか。翻訳の現場では何が起きているのか。教育はどうからむのか。文学は果たして壁の超克の助けとなるか。こうした諸問題に光をあてることで、あらためてグローバリズムの中の日本について考えてみたい。

Outline
How does Japan “challenge” outsiders? This symposium, organized by the University of Tokyo Faculty of Letters (Graduate School of Humanities and Sociology) aims to rethink the recent tendency towards straightforward praise for cultural globalization, and to debate the barriers created by the reception of Japanese culture overseas, and by the reception of foreign cultures in Japan. International exchange is always accompanied by obstacles and misunderstandings, but the humanities-and in particular the various fields of literature-seem particularly sensitive in their responses to these difficulties. How has Japan been seen, and experienced, by others at the moment of cultural encounter? How is the “image of Japan” received abroad, and what occurs at the moment of translation? How can literature imagine ways to reshape and transcend these barriers? And how is this intertwined with issues of education within humanities departments? By shedding light on these various questions, we plan to think again about Japan’s position in cultural globalization.

本シンポジウムのキーワードは「壁」だが、英訳ではあえてchallengeとした。翻訳の過程で生まれるこのニュアンスのずれからは、まさに今回焦点をあてようとする問題が浮かび上がってくる。「壁」という語がまず第一に示すのは、その独特の言語的文化的背景ゆえ、しばしば日本が「他者」として扱われてきた歴史である。もちろん、この「壁」を乗り越えようとする試みは内外問わずさまざまな形で見られてきた。「クールジャパン」運動などはその好例である。ただ、そうした努力は「壁」をむしろ既定のものとして是認するばかりか、皮肉にもステレオタイプを流通させ、日本という国のエキゾティックな特殊性を際立たせもする。これに対しchallengeという語は、「壁」のはらむ断絶感を含意しつつも、粘り強い思考と理解の試みを通していかにその断絶を乗り越えるか、その超克の可能性を示す。「壁」から生まれる困難と、「壁」を超えようとする努力の両方について同時に話題にしようというのがこのシンポジウムの狙いだと言える。

Our key words in this symposium are the contrasting ideas of the “challenge” in English, and the “wall” (kabe) in Japanese. Reflecting the transformations and ambiguities inherent in the act of translation, the two words have deliberately different emphases. The “wall” suggests the way in which the linguistic and cultural difference of Japan has often led to it being regarded as an “Other”. Efforts to promote understanding from inside and outside Japan-notably the “Cool Japan” movement-have not only assumed the existence of the “wall”, but arguably often reinforced it through exoticism and the circulation of stereotypical views. The word “challenge”, by contrast, implies the difficulties associated with the “wall”, but also implies the possibility of traversing it through a process of introspection, effort, and mutual co-operation.

本シンポジウムの参加者は、小説家、詩人、翻訳家から大学教員、ジャーナリストまで、多岐にわたる。いずれも日本と海外文化の交流について考察してきた方々である。基調講演は、芥川賞、谷崎賞、ゲーテメダルなど数々の受賞歴を持つ現代日本を代表する小説家多和田葉子氏による。

The participants in this symposium range from authors, poets, and translators to university professors and journalists, all specializing in aspects of the cultural relationship between Japan and other countries. Our keynote speech is by the acclaimed Japanese novelist Yoko Tawada, winner of the Akutagawa Prize, the Tanizaki Prize, and the Goethe Medal.

主な話題
◇バブル期以降の英米小説における日本のイメージ
◇文学作品に見られる日欧間の相互関係
◇英語教育に「文学」は必要か?
◇日本文学の翻訳
◇文学作品の相互関係から見た中国と日本

Main topics
• · The post-Bubble image of Japan in Anglo-American fiction
• · The historical relationship between Japan and Europe in literature
• · Is “literature” essential in English education?
• · The translation of Japanese literature
• · The literary relationship between China and Japan

時間割(案)
2016年9月17日(土)

09:30 開会の辞
09:45 パネル 1: 「歴史と『壁』」
司会:ニール・アディソン(東京女子大学)
羽田正(東京大学)、デイミアン・フラナガン(作家・批評家)、ロレンス・ウィリアムズ(東京大学)
11:15 休憩
11:30 パネル 2: 「教育と『壁』」
司会:赤川学(東京大学)
ロバート・キャンベル(東京大学)、刀祢館正明(朝日新聞社)、阿部公彦(東京大学)
13:00 昼食休憩
14:00 パネル 3: 「翻訳と『壁』 英語と日本語の狭間から」
司会:小林久美子(法政大学)
デイヴィッド辛島(早稲田大学)、鴻巣友季子(翻訳家)、柴田元幸(翻訳家)
15:30 休憩
16:00 対談:日本の「壁」を語る詩人と作家
司会:藤井省三(東京大学)
閻連科(作家)× 田原(詩人)
17:00 休憩
17:15 基調講演:多和田葉子(作家)
18:15 閉会の辞 東京大学文学部長 熊野純彦
18:30 懇親会
伊藤国際センター(20:30 終了)

iii) Provisional timetable
Saturday 17 September, 2016
09:30 Opening remarks
09:45 Panel 1: “The Challenge of Japan: Historical Perspectives”
Moderator: Neil Addison (Tokyo Woman’s Christian University)
Damian Flanagan (Novelist and Critic), Masashi Haneda (University of Tokyo), Laurence Williams (University of Tokyo)
11:15 Break
Moderator: Manabu Akagawa (University of Tokyo)
11:30 Panel 2: “The Challenge of Education”
Robert Campbell (University of Tokyo), Masaaki Tonedachi (Asahi Shinbunsha), Masahiko Abe (University of Tokyo)
13:00 Lunch
14:00 Panel 3: “The Challenge of Translation: Bridging the Divide Between Japanese and English”
Moderator: Kumiko Kobayashi (Hosei University)
David Karashima (Waseda University), Yukiko Konosu (Translator), Motoyuki Shibata (Translator)
15:30 Break
16:00 Dialogue: “The Challenge of Japan in Contemporary Chinese Literature”
Moderator: Fujii Shozo (University of Tokyo)
Yan Lianke (Novelist), Tian Yuan (Poet)
17:00 Break
17:15 Plenary Speech: Yoko Tawada (Novelist)
18:15 Closing remarks  
Sumihiko Kumano, Dean of the Facutly of Letters, Tokyo University
18:30 Evening reception (by invitation)
Ito International Center (finish: 20:30)

/////メールマガジン臨時号 2016年6月14日/////

「クィア・リーディング連続公開研究会」第11回

2016年7月3日(日)14:30~17:30
中央大学 駿河台記念館 580号室
報告者:ピーター・ソーントン
タイトル: On Bonnie Honig’s Reading of Antigone
概要:Antigone has stood for many things since Hegel’s reading of Sophocles’ classic play in The Phenomenology of Spirit. For champions of universal human rights, Antigone’s ethical defiance of Creon’s political law represents a heroic devotion to basic familial rights in the face of arbitrary state power. In contrast, for anti-humanists Antigone is a paragon of pure, pre-symbolic desire that flouts the possibility of humanist political engagement: Jacques Lacan famously admired her monstrous desire for death that defies all meaning and signification, and Slavoj ?i?ek has focused on her total and absolute “no” that transcends Creon’s political laws. Not completely dissimilarly, Nicole Loraux saw in Antigone’s death cry an extra-linguistic expression of pain that put her, again, beyond politics. And for Judith Butler, Antigone’s laments―even as they point to the “limits of representation and representability”―mark the eruption of “unspeakable loss” into public life and serve as a “mortal humanist” pre-political basis for politics.
Against such anti-political readings of Sophocles’ play, in “Antigone’s Two Laws” Bonnie Honig recognizes the overtly agonistic, political position occupied by the tragic hero. For Honig, Antigone―the protagonist (“primary actor”) of Sophocles’ play―speaks and acts agonistically against Creon’s state authority. In this talk, I will review Honig’s reading of Antigone and discuss how it may have wider implications for recent revivals of humanism witnessed in various fields. In particular, I will discuss its relevance for the field of the ethics of care―developed by feminist thinkers such as Joan Tronto, Eva Feder Kittay, Virginia Held, Elizabeth V. Spelman, and more recently Fabienne Brug?re―which has much in common with Butler’s ethics of mourning in its critiques of Kantian liberalism and Lockean social contract theory.
コア・テクスト:Bonnie Honig (2010) "Antigone's Two Laws: Greek Tragedy and the Politics of Humanism”
主催: 中央大学人文科学研究所「性と文化」研究チーム
☆「性と文化」研究チームは、2007年に発足以来、ジェンダー/セクシュアリティ論やクィア理論について、文学研究・表象分析の領域で研究活動を続けています。2013年3月には、研究成果をまとめた論集『愛の技法―クィア・リーディングとは何か』(中央大学出版部)を出版しました。2013年秋より、関心を共有する研究者(大学院生含む)を対象に、具体的なテクストを取り上げて「読みの実践」を検討する連続研究会を開催しています。参加者には事前にコア・テクストをお知らせし、当日報告者が紹介する読解に対して自由に意見を出し合い議論できる、ワークショップ型の集まりです。

会場の都合上、出来るだけ事前に参加希望をメールでお知らせ ください。ご連絡およびお問い合わせは<queer.reading@gmail.com>まで。

以上

/////メールマガジン臨時号 2016年7月3日/////

近日開催のイベント情報(1件)をお伝えします。
第1回メタモダニズム研究会のお知らせ
現代の英語圏小説がモダニズムの遺産をどのように継承しているかをテーマに「メタモダニズム研究会」を発足させました。マキューワン、クッツェー、ゼイディー・スミスを始め多くの現代作家たちによるモダニズムの遺産へのかかわりは、もはや「ポストモダン」という概念では把捉できない新しい性質(とりあえずそれを「メタモダニズム」と呼んでおきます)を持っているようです。それについて現代小説とモダニズムの双方を再検証しつつ考えるのが研究会の趣旨です。つきましてはその第1回の研究会を下記の要領で開催します。皆様お誘いあわせの上、ふるってご参加ください。


7月10日(日)15-18時

東大駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム2

(地図)LinkIcon地図
(休日は18号館はカードがないとは入れませんので、なるべく15時前にご集合ください。万一遅刻されました場合は、18号館入口右側にある電話からコラボレーションルーム2までお電話をください。電話番号は電話の下に書いてあります。)
テキスト

メインがDavid James, Modernist Futures: Innovation and Inheritance in the Contemporary Novel (Cambridge UP, 2012)

サブがDavid James, ed., The Legacies of Modernism: Historicising Postwar and Contemporary Fiction (Cambridge UP, 2012)
研究会世話人

田尻芳樹(東京大学)

吉田恭子(立命館大学)

佐藤元状(慶應義塾大学)

秦邦生(青山学院大学)

/////メールマガジン臨時号 2016年5月15日/////

公募情報と近日開催のイベント情報(1件)をお伝えします。
(1) 【公募情報】京都大学大学院人間・環境学研究科 共生文明学専攻 現代文明論講座 国際社会論分野(教授または准教授)詳細については、下記のウェブサイトをご覧ください。LinkIcon
(2) 【イベント】D・A・ミラー講演会
Hidden Hitchcock: The Long Wrong Man 隠されたヒッチコック
日時: 2016年5月21日(土)15時より
場所: 慶應義塾大学日吉キャンパス来往舎シンポジウムスペース
(講演は英語、通訳あり)
後援:慶應義塾大学教養研究センター
問い合わせ:佐藤元状motsato@a7.keio.jp
入場無料、事前予約は不要です。

/////メールマガジン臨時号 2016年5月22日/////

╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃目次
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┃○ はじめに
┃○ 日本英文学会関東支部第12回大会(2016年度夏季大会)について (← 新着情報!)
┃○ 日本英文学会関東支部第13回大会(2016年度秋季大会)について (← 新着情報!)
┃○ 支部の事業について(再掲)
┃○ 「イベント情報」コーナーのお知らせ
┃○ 会員情報に関する問い合わせについて
┃○ 本メールマガジンの配信について
┃○ 最後に
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
----------------------------------------------
○ はじめに
----------------------------------------------
ゴールデン・ウィークも終わり、研究・教育(・学務)もいよいよ本調子となって
いらっしゃるところかと存じます。会員のみなさまにおかれましては、お健やかに
お過ごしでいらっしゃいますでしょうか。
今号の「目玉」は、6月18日(土)に開催されます夏季大会のプログラム情報第一弾です。
是非ご覧ください。気が早いようですが、併せて11月12日(土)に予定されております第13回大会(秋季大会)における研究発表の応募についてのご案内も掲載いたします。ご参照下さい。
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○ 日本英文学会関東支部第12回大会(2016年度夏季大会)について (← 新着情報!)
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第12回大会(2016年度夏季大会)は、6月18日(土)青山学院大学青山キャンパスにて開催されます。研究発表4本、シンポジウム3本という盛りだくさんの大会となっております。多数のみなさまのご参加をお待ち申し上げております。

日本英文学会関東支部第12回大会(2016年度夏季大会)のご案内
日時: 2016 年 6 月 18 日(土)
会場: 青山学院大学青山キャンパス

開場・受付開始 (11:30より5号館5階、13:20より17号館3階)
研究発表: (12:10〜13:10)
第1会場 (551)
Teaching Zadie Smith’s The Embassy of Cambodia (2013) in the EFL Classroom: A Case Study
(発表者) 志子田 祥子(東京大学 非常勤講師)
(司会者) 深谷 素子(鶴見大学)
第2会場 (554)
偶像打破のための想像力と解釈:Cynthia OzickのHeir to the Glimmering World
(発表者) 秋田 万里子(日本女子大学 学術研究員)
(司会者) 牧野 理英(日本大学)
第3会場 (556)
The Voyage Out と “On Being Ill” における病気の表象
(発表者) 四戸 慶介(青山学院大学大学院)
(司会者) 川崎 明子(駒澤大学)
第4会場 (557)
少女雑誌における女性の教育と社会進出を巡る議論—AtalantaとGirl's Own Paperを例に
(発表者) 牟田 有紀子(早稲田大学大学院)
(司会者) 井上 美雪(東洋大学)

英米文学部門シンポジウム (13:20〜15:20) 【17309教室】
イギリス・アメリカ文学史補遺——英米文学のなかの非英米文学
(司会・講師) 冨樫 剛(フェリス女学院大学) 
(講師) 岩永 弘人(東京農業大学)
(講師) 遠藤 朋之(和光大学)

英語教育部門シンポジウム(13:20〜15:20)【17310教室】
日本の英語教育における言語習得の可能性
——言語学と言語教育に必要不可欠な実践的理論の提唱
(司会・講師) 大山 健一(首都大学東京) 
(講師) 磯 達夫(東京電機大学)
(講師) 中戸 照恵(北里大学)

メインシンポジウム(15:30〜17:30)【17309教室】
近代と情動——文学、美学、哲学、心理学の相互交渉をめぐって
(司会・講師) 遠藤 不比人(成蹊大学)
(講師) 鈴木 英明(昭和薬科大学)
(講師) 齊藤 弘平(青山学院大学)
(講師) 古井 義昭(青山学院大学)
懇親会(18:00〜20:00) 
会場:アイビーホール青学会館 グローリー館 2階シャロン
会費:一般4000円 学生2000円
※ なお、プログラム詳細は、近日中に号外でお知らせいたしますほか、支部HPにも
掲載いたします。
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○ 日本英文学会関東支部第13回大会(2016年度秋季大会)について (← 新着情報!)
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第13回大会(2016年度秋季大会)は、11月12日(土)フェリス女学院大学緑園キャンパスにて
開催される予定です。研究発表の応募締切は2016年6月30日(木)です。
応募要項につきましては、以下の通りです。
2016年度関東支部大会研究発表応募規定
1.発表者は会員に限ります(応募時に会員でない場合には、至急入会手続きをお願い
いたします)。
2.発表の内容は大会当日において、口頭・活字とも未発表のものに限ります。
3.応募の際には、(A) 発表要旨 (B) 発表要旨の梗概 (C) カバーレターをkantogate[アットマーク]elsj.org宛てに提出して
ください。
(A) 発表要旨
日本語で発表する場合、4,000字程度(英語で発表する場合には、1,500 words程度)で、Microsoft Office Wordファイル(.docx)、リッチテキスト(.rtf)あるいは単純な
テキスト(.txt ただし斜字体などの文字修飾を一切含まない場合のみ)の形式で提出
して下さい。
(B) 発表要旨の梗概
400字程度(日本語全角)。冒頭に題名を付してください(これは文字数に含みません)。
また、応募者の名前・謝辞等は一切書かないでください。なお、採択された場合には、
「発表要旨の梗概」は、応募時にご提出いただいた通りの形で、『プログラム』に掲載
されます。予めご了承ください。
(C) カバーレター
氏名[ふり仮名つき]、現在の所属と身分、連絡用の住所、電話番号、ファックス番号、
電子メールアドレスを明記したもの
 査読・銓衡および研究発表の時間の割り振りは大会準備委員会が行い、査読・銓衡結果は応募締切り後応募者宛てにメールで通知します。研究発表の時間はおおよそ30分、コメント、応答で20分から30分を予定しております。
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○ 支部の事業について(再掲)
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現在、関東支部では、「講師派遣事業」と「優秀論文表彰事業」を行っています。
「講師派遣事業」とは、支部会員の中からテーマに適した講師を中学校・高等学校・社会教育施設・生涯教育機関などに派遣して講演・シンポジウムを行うものです。学校の現場では授業の一環として、また総合学習・課外学習、研修旅行などの事前講義として、社会教育の現場では知的興味にあった読書会、講演会としてご活用いただければと思います。
お知り合いにご興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、詳細につきまして支部HPをご覧いただき、事務局までご連絡くださいますよう、お伝えいただけましたら幸いです。
「優秀論文表彰事業」とは、『関東英文学研究』に寄せられた論文のなかから優秀なものを表彰するものです。こちらも詳細につきましては支部HPをご覧ください。
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※「イベント情報」コーナーでは、皆様の情報をお待ちしています。
 関東支部メールマガジンに、英米文学・英語学・英語教育に関する研究に資すると思われる
イベント等の情報を掲載するご希望をお持ちの方は、
(1)申請者が関東支部会員であること。
(2)原稿はテキスト形式(リッチテキスト形式も可)の文書で写真や絵や図表等を含まないこと。
(3)編集上当方で若干の修正を施すことをお認めいただくこと。
(4)メールマガジンにふさわしくない内容であると判断した場合はお断りすることがあることをご了解いただくこと。
 以上のことをご理解いただいた上で、是非情報をお寄せください。
 「イベント情報」コーナー連絡先は、「kantoアットマークelsj.org」です。
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○会員情報に関する問い合わせについて
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 標記の件について、よくあるお問い合わせ会費納入・住所変更
などに関するご質問は「kantoアットマークelsj.org」まで。
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○本メールマガジンの配信について
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 配信停止やメールアドレス変更については→事務局「kantoアットマークelsj.org」まで。
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○最後に
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人文学をめぐる状況が厳しさを増していますが、会員の皆さまのご研究と教育実践のお手伝いが少しでもできるように、事務局一同非力ながら努力してまいります。
今後とも、どうぞ日本英文学会関東支部をよろしくお願い申し上げます。
(文責 関東支部事務局長 松本朗)
ご意見やご感想はこちらまでお願いします。→「kantoアットマークelsj.org」
 ※実際に送信される際は「アットマーク」を記号に変えてください。

/////メールマガジン臨時号 2016年6月13日/////

近日開催のイベント情報(1件)をお伝えします。
「クィア・リーディング連続公開研究会」第11回
2016年7月3日(日)14:30~17:30
中央大学 駿河台記念館 580号室
報告者:ピーター・ソーントン
タイトル: On Bonnie Honig’s Reading of Antigone
概要:Antigone has stood for many things since Hegel’s reading of Sophocles’ classic play in The Phenomenology of Spirit. For champions of universal human rights, Antigone’s ethical defiance of Creon’s political law represents a heroic devotion to basic familial rights in the face of arbitrary state power. In contrast, for anti-humanists Antigone is a paragon of pure, pre-symbolic desire that flouts the possibility of humanist political engagement: Jacques Lacan famously admired her monstrous desire for death that defies all meaning and signification, and Slavoj ?i?ek has focused on her total and absolute “no” that transcends Creon’s political laws. Not completely dissimilarly, Nicole Loraux saw in Antigone’s death cry an extra-linguistic expression of pain that put her, again, beyond politics. And for Judith Butler, Antigone’s laments―even as they point to the “limits of representation and representability”―mark the eruption of “unspeakable loss” into public life and serve as a “mortal humanist” pre-political basis for politics.
Against such anti-political readings of Sophocles’ play, in “Antigone’s Two Laws” Bonnie Honig recognizes the overtly agonistic, political position occupied by the tragic hero. For Honig, Antigone―the protagonist (“primary actor”) of Sophocles’ play―speaks and acts agonistically against Creon’s state authority. In this talk, I will review Honig’s reading of Antigone and discuss how it may have wider implications for recent revivals of humanism witnessed in various fields. In particular, I will discuss its relevance for the field of the ethics of care―developed by feminist thinkers such as Joan Tronto, Eva Feder Kittay, Virginia Held, Elizabeth V. Spelman, and more recently Fabienne Brug?re―which has much in common with Butler’s ethics of mourning in its critiques of Kantian liberalism and Lockean social contract theory.
コア・テクスト:Bonnie Honig (2010) "Antigone's Two Laws: Greek Tragedy and the Politics of Humanism”
主催: 中央大学人文科学研究所「性と文化」研究チーム
☆「性と文化」研究チームは、2007年に発足以来、ジェンダー/セクシュアリティ論やクィア理論について、文学研究・表象分析の領域で研究活動を続けています。2013年3月には、研究成果をまとめた論集『愛の技法―クィア・リーディングとは何か』(中央大学出版部)を出版しました。2013年秋より、関心を共有する研究者(大学院生含む)を対象に、具体的なテクストを取り上げて「読みの実践」を検討する連続研究会を開催しています。参加者には事前にコア・テクストをお知らせし、当日報告者が紹介する読解に対して自由に意見を出し合い議論できる、ワークショップ型の集まりです。
会場の都合上、出来るだけ事前に参加希望をメールでお知らせ ください。ご連絡およびお問い合わせは<queer.reading@gmail.com>まで。
以上
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○会員情報に関する問い合わせについて
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 標記の件について、よくあるお問い合わせ
会費納入・住所変更などに関するご質問は「kantoアットマークelsj.org」まで。
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○本メールマガジンの配信について
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 配信停止やメールアドレス変更については→事務局「kantoアットマーク
elsj.org」まで。