ELSJ Newsletter No.103 (2005年3月10日)

編集・発行所 〒101-0062東京都千代田区神田駿河台2-9研究社ビル501
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                                        日本英文学会 代表者 高橋和久

2005-6年度の大学・支部代表の選出および役員の交替・改選
  既報のとおり、役員選出の制度が2005年度より変わることになりました。
従来の評議員が大学・支部代表になり、そのなかから評議員10名、監事2名、
理事8名、会長の学会役員を選出することが改革の骨子ですが、それにともない
役員は2年に一度全員が改選されることになります。この新制度のもとで
昨秋より行われた、大学・支部代表の選出および一連の役員選挙の結果を
お知らせします。

1.大学・支部代表
 2005年度の大学・支部代表は次の方がたとなりました。任期2006年度末までです。
(氏名の五十音順、敬称略)

天野政千代    (名古屋大学)        千石英世    (立教大学)      
生田少子      (明治学院大学)      高田康成    (東京大教養学部)
市川薫        (広島修道大学)      高野正夫    (駒沢大学)      
鵜飼信光      (九州大学)          高橋和久    (東京大学文学部)
内田聖二      (奈良女子大学)      高橋英光    (北海道大学)    
内田恵        (中部支部)          田口孝夫    (大妻女子大学)  
海老久人      (神戸女子大学)      武田悠一    (南山大学)      
遠藤健一      (東北学院大学)      巽孝之      (慶應義塾大学)  
岡田和也      (岡山大学)          谷口義朗    (関西大学)      
小川泰寛      (北海道支部)        田部井孝次  (西南学院大学)  
小倉美知子    (千葉大学)          玉井タ      (大阪大学)      
小澤博        (関西学院大学)      椿清文      (津田塾大学)    
小野祥子      (東京女子大学)      中井悟      (同志社大学)    
河西良治      (中央大学)          中川憲      (安田女子大学)  
笠原順路      (明星大学)          中島俊郎    (甲南大学)      
加藤正治      (大阪外国語大学)    中島平三    (学習院大学)    
加藤光也      (東京都立大学)      並木信明    (専修大学)      
加藤行夫      (筑波大学)          野呂有子    (日本大学)      
加藤好文      (中国四国支部)      波多野直人  (武蔵大学)      
金子朝子      (昭和女子大学)      林和仁      (龍谷大学)      
衣笠忠司      (大阪市立大学)      林登美子    (関西外国語大学)
甲元洋子      (同志社女子大学)    原英一      (東北大学)      
越川芳明      (明治大学)          桧原美恵    (京都女子大学)  
小谷耕二      (九州支部)          細川眞      (中京大学)      
齊藤重信      (神戸大学)          前川裕治    (広島女学院大学)
齊藤昇        (立正大学)          増井志津代  (上智大学)      
佐野弘子      (青山学院大学)      丸山美知代  (立命館大学)    
島式子        (甲南女子大学)      三神和子    (日本女子大学)  
地村彰之      (広島大学)          村里好俊    (福岡女子大学)  
下河辺美知子  (成蹊大学)          森邦夫      (鶴見大学)      
菅山謙正      (神戸市外国語大学)  山田由美子  (神戸女学院大学)
杉本豊久      (成城大学)          結城英雄    (法政大学)      
鈴木聡        (東京外国語大学)    若島正      (京都大学文学部)
鈴木雅之      (京都大総合人間学部) 渡邊明敏    (金沢大学)      

*皆様のお手許にお送りしたNewsletter 103では、玉井タ氏の所属大学が
立正大学となっていますが、大阪大学の誤りです。校正ミスでご迷惑を
おかけした方がたにお詫び申し上げます。

(早稲田大学から大学・支部代表選出の連絡がなかったため空席となり、
68名となっています。)


2.理事
  現任の理事は神尾美津雄、千石英世、高橋和久、巽孝之、田中久男、
玉井タ、原英一、宮内弘の8氏ですが、新制度への移行にともない全員が
改選され、その結果下記の方がたが2005-2006年度の理事となりました。
任期は2005年4月1日より2007年3月31日までです。
(氏名の五十音順、敬称略)
 天野政千代 加藤光也 千石英世 高橋和久 
 巽 孝之  玉井 タ 原 英一 若島 正

3.  会長
 つづいて大学・支部代表による会長選挙が行なわれ、現会長の高橋和久氏が
三選されました。任期は2005年4月1日より2007年3月31日までです。

4.監事
 現任の監事は加藤行夫氏と島村礼子氏ですが、新制度への移行にともない
2名とも改選となり、加藤行夫氏が再選され、高田康成氏が新しく選出されました。
任期は2005年4月1日より2007年3月31日までの2年です。

5.評議員
 新規定の評議員10名には下記の方がたが選出されました。任期は、原則では
他の役員と同じですが、会議日程の都合上例外的に2005年3月26日から
2007年3月31日までとなります。(氏名の五十音順、敬称略)
  鵜飼信光 小倉美知子 小澤博  地村彰之 下河辺美知子
 鈴木 聡 鈴木雅之  高橋英光 椿 清文 中島平三

委員の改選
1.  『英文学研究』編集委員会では、安達まみ、石幡直樹、小澤博、佐々木徹、
 福岡和子、長谷川宏、由本陽子の7委員が3月末日をもって2年2期という旧制度の
 2期目の任期を満了し退任されます(旧制度の1期目を終える委員はすでにいません)。
 今回は、この7名の方がたの後任選挙と、制度の移行期における委員数補正のために
 増員となる1名の選挙が行なわれ、大石強(新潟大学)、後藤和彦(立教大学)、
 清水徹郎(お茶の水女子大学)、西谷拓哉(神戸大学)、廣野由美子(京都大学)、
 山内正一(福岡大学)、山田雄三(大阪大学)、Christopher Tancredi(東京大学)
 の8氏が選出されました。任期は2005年4月1日より3年間です。
2. 大会準備委員会では、Newsletter No. 101で既報のように、
 第77回大会(日大文理学部)へ向けた2004年度委員会が発足しておりますが、
 今年度の委員長には若島正氏(京都大学)、副委員長には鈴木美津子氏(東北大学)
 が選ばれています。

大会準備委員会からのお知らせ
1. 第77回大会の研究発表に応募された方がたは英文学45名、米文学14名、
 英語学6名、その他1名の総数66名と、前回(総数115名)を大きく下回って
 しまいました。その結果41名が採択され12室で研究発表が行われます。
 次回は多数の方がたが応募されるよう願っています。
2.  大会2日目第11室でノッティンガム大学教授Brean Hammond氏による
 特別研究発表"'The Print of a Man's Naked Foot': Coincidence 
 in the Eighteenth-Century Novel"が斎藤兆史氏(東京大学)の司会によって
 行われます。ふるってご参加下さい。
3. 第77回全国大会においても「紀要等展示室」を一般会員控室(4号館1階411号室)
 に併設いたします。目的は、会員の方がたがご自分の執筆した紀要等を交換する場を
 設けて、会員間の交流の機会を確保することにあります。展示可能なものは、
 ご自分が執筆された論文の掲載された紀要、学会機関誌、雑誌など、または、
 その抜き刷り、および書籍などです。会員の皆様の積極的な参加を歓迎します。
 展示ご希望の方は、当日、展示物をご持参のうえ、一般会員控室に用意された机に、
 ご自分で展示ください。展示物の搬入、展示、回収は、すべてご自分の責任において
 お願いします。展示物の紛失等に関して、大会開催準備委員会、学会事務局および
 開催校は、いっさい責任を負いません。なお、開催校への送付等はご遠慮ください。
 送付された場合には、直ちに廃棄します。
4. 次回第78回全国大会(2006年開催)のシンポジアムのテーマについて、具体的な
 提案を事務局までお寄せください。締め切りは2005年5月末日です。ただし、最終決定
 は大会準備委員会におまかせください。

シェイクスピア祭のお知らせ
  日本英文学会では日本シェイクスピア協会と共催で本年度のシェイクスピア祭を
下記の通り開催します。お誘い合わせのうえ、多数ご参加下さい。

日時:4月16日(土)13時〜16時20分
場所:明治大学駿河台キャンパス リバティタワー 
〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1(TEL 03-3296-4545)
演目:
1) 講演:京都大学名誉教授 喜志哲雄氏「シェイクスピアの《改作》」
2) トーク:ク・ナウカ・シアターカンパニー主宰 宮城聰氏、俳優 阿部一徳氏

第28回新人賞論文募集
下記の要領で第28回新人賞論文を募集しています。若手研究者の方がたはふるって
ご応募ください。

        第28回新人賞規定
 本賞は新進による英米文学・語学研究を奨励するために設定する。入賞論文には
賞金10万円が与えられる。
1.  応募締切は2005年4月30日とする(消印有効・締切日厳守)。宛先は
 〒101‐0062 東京都千代田区神田駿河台2−9 
 研究社ビル501 日本英文学会事務局。
2.  応募者は次のいずれかに該当すること。2005年4月30日現在、満37歳未満である
 こと。または、修士号取得後、5年以内であること。
3.   応募者は日本英文学会会員でなくともよい。
4.  応募論文は過去に印刷に付されたもの、もしくは応募の時点でほかに印刷される
 見込みのものであってはならない。
5.  論文審査は『英文学研究』編集委員会がこれを行い、入賞論文および佳作論文は
 選評とともに『英文学研究』に掲載する。
6.   論文は和文もしくは英文のいずれでもよい。
7.  英語論文の場合、英語を母語としない投稿者については、投稿前にネイティブ・
 スピーカーによる原稿のチェックを受けても構わないこととする。
8.  長さの上限は、和文の場合はA4判用紙に1枚40字×25行をめやすとして
 14,000字程度、英文の場合はA4判用紙に1枚65ストローク×25行をめやすとして
 25枚程度、あるいは7,000語程度とする。
 上記の長さには本文および註を含むが、論文末尾に加える文献書誌については
 この制限外とする。
9.  論文は4部提出し(コピー可)、和文・英文論文とも、別にA4判用紙に
 1枚65ストローク×25行をめやすとして2枚程度の英文によるシノプシスを4部つける。
10. 審査は応募者を匿名として行われるので、応募論文およびシノプシスの各頁には
 応募者の名前・謝辞等は一切書かないこととし、代わりにA4判用紙1枚に論文題名と
 応募者の名前(および必要ならば謝辞等)を記したものを4部添える。
11.  書式上の注意
  イ 註は原稿の末尾にまとめてつける。
  ロ 引用文は原則として和訳をつけない。
  ハ 外国の人名、地名、書名等は、少なくとも初出の箇所を原名で書く。
  ニ その他書式の細部についてはMLA Handbook for Writers of Research Papers
    や『MLA新英語論文の手引』(北星堂)などの標準的なスタイル・マニュアル
    に従う。
12.  封筒および論文の表紙に「日本英文学会新人賞応募論文」と朱書する。
13. 応募論文には生年月日を明記した略歴を同封すること。修士号を有する応募者は
 その取得年月日を明記すること。尚、氏名には振り仮名をつけること。

地方支部からのお知らせ
○中部支部
第57回支部大会が10月15日(土)、16日(日)の両日、愛知大学名古屋校舎
(愛知県西加茂郡三好町黒笹370)で開催されることになりました。詳細は
中部支部事務局(tukamoto@vega.aichi-u.ac.jp)までお問い合わせください。

○中国四国支部
『中国四国英文学研究』創刊
日本英文学会中国四国支部の学会誌『中国四国英文学研究』
(Chugoku-Shikoku Studies in English Literature)が2004年10月23日に刊行され、
創刊号は9編の論文を掲載した。編集長は田中久男氏。

○九州支部
日本英文学会九州支部第58回大会発表者募集
2005年10月29日(土)、30日(日)の両日、長崎大学で開催される。発表希望者は
題目とその要旨(A4版、横書き1000字以内)および略歴を事務局へ郵送。
応募資格:当該年度会費納入者。締切:7月末日。
送付先・問合先:〒810-8560福岡市中央区六本松4-2-1
 九州大学大学院言語文化研究院 田島研究室 日本英文学会九州支部
(Tel:092-726-4656, E-mail:tajima@flc.kyushu-u.ac.jp)。

寄附行為変更の認可   
昨年4月の理事会および5月の評議員会で承認された寄附行為の変更が1月20日付で
文部科学大臣の認可を受けました。変更を加えた新しい寄附行為は、学会ホームページ
に掲載されています。

懇親会のお知らせ
 4回目を迎える全国大会時の懇親会を5月21日(土)午後6時より開催校日大文理学部
(〒156-8550東京都世田谷区桜上水3-25-401)構内のカフェテリア・チェリーで開催
します。今回は学内の施設を利用し会費を例年に比べて安い5000円に設定しました。
なお今回も準備の都合上、勝手ながら参加は予約のうえ、会費前払いということに
させていただきます。どうかご了承下さい。参加申し込みの手続きは前回同様
日本旅行東京南支店に委託し、ファックスとインターネットによって受け付けます。
詳しくは同封いたしました「日本英文学会第77回全国大会懇親会のお知らせ」を
ご覧ください。インターネットによる申し込みのページには、学会ホームページ
(http://elsj.org/)にリンクが張ってあります。数多くの皆様のご参加を
お待ちいたしております。

会員名簿の送付について
 2004年度会費納入に基づいて作成した会員名簿を同封しました。アンケート葉書で
お知らせしたように名簿には本年度会費を2004年度12月までお納めいただいた方のみ
収録されております。また、個人情報保護の観点から本年度会費をお納めいただいた
個人の会員および協賛会員のみへの頒布とさせていただきます。ご了承ください。

お詫びと訂正
 Newsletter No. 102掲載の第1〜2頁掲載のシンポジア企画に関する記事で、
以下の3点の誤りがありました。第3部門と第4部門が入れ替わっています。
第6部門のタイトル「形態的一致とAgree-honorification再考」中のハイフン(-)は
ダッシュ(--)の誤りでした。第10部門の司会・講師米倉綽氏の所属・身分を
「東京都立大・名誉教授」としましたが、「京都府立大・教授」の誤りでした。
関係の方々に心よりお詫びし、訂正させていたします。詳しくは同送のプログラムを
ご参照ください。

事務局から
1.2005年度会費の振替用紙を同封いたしました。現在の会費は一般会員7000円、
 学生会員5000円です。2004年度会費未納の方には、その旨振替用紙に記載されて
 おりますので、この機会に納入いただければ幸いです。行き違いとなりました場合は
 ご容赦下さい。なお今回より、経費節減のため、振替用紙を郵便局専用のものと
 しましたのでお気をつけください。三井住友銀行(神田支店、普通預金口座0114558)
 とみずほ銀行(九段支店、普通預金口座1231895、支店名が変更となりましたので
 ご注意ください)の口座でも、従来通り会費納入を受け付けておりますが、その際は
 お送りした用紙は使えません。ATM等でお振り込みください。入金後、納入年度などに
 ついての問い合わせを差し上げることがありますので、ご了承ください。全国大会
 当日にも会費納入の受付をしておりますが、混雑のためお並びいただくなどの事態を
 避けるためにも是非郵便局または銀行の口座への振込みをご利用ください。会費の
 領収書が必要な方は、事務局にご請求ください。
2. 1年以上の長期にわたり、海外に滞在されることになった会員の方で、在外期間中に
 おける学会からの郵便物の送り先に変更がある場合は、必ず出発前に事務局にご連絡
 ご相談ください。

 4月から事務局長に丹治愛氏(東京大学)、事務局長補佐に扶瀬幹生氏
(聖心女子大学)、編集担当書記に松本朗氏(上智大学)が就任することになって
います。大学同様に学会にもここ数年大きな変化があり、さまざまな問題が山積して
いますが、今後も皆様が温かいご支援をお寄せくださるよう、よろしくお願い
申し上げます。

日本英文学会事務局
篠崎実・田村斉敏・中上玲子

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